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ギャルゲー板SSスレッド Chapter-4

1 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/02 13:59 ID:EtQSdxiI
ここはギャルゲーに関する二次創作小説、いわゆるSS(=サイドストーリー、
ショートストーリー)を投稿するスレッドです。

大作から一発ネタまで、ほのぼのからダークまで、健全からえろえろまで。
あなたの胸の中に生まれた、あなただけのストーリーを聞かせてください。
もちろん感想やリクエストも大歓迎です。

前スレ
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/998140261

初代
http://yasai.2ch.net/gal/kako/972/972092485.html
二代目
http://yasai.2ch.net/gal/kako/989/989185904.html

詳しい事は>>2-10くらいを参照

2 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/02 13:59 ID:???
□本スレッド使用上のご注意■
・基本的にテキストエディターで書いたものを数回に分けてカキコしましょう。
・長文が続いた後は回し(短いカキコをsageで9回)を行ってください。
 (長文が上がると他のスレに迷惑になるので)
・連載形式を取る場合は頭に前回の部分を『>>』を使って書き、最後に「続く」(又は「終わり」)と書いて下さい。
・誰かが作品をUPしている時はできるだけその人があげ終わるまで待ちましょう。
・作品をUPする時は時間を空けずなるべく早めにお願いします(書きこみ規制に注意)。
・最後に自分の作品についてまとめてくれると読む方が読みやすくなります。
 ‐例‐

>>X4-1X(番号) 
『×××××』(SSの題名)
〇〇〇(元ネタゲーム) △△△(ジャンル)
XXXXXXXXXXXXXXXXX(作者から一言)

・ジャンルはエロや鬼畜に嫌悪感を示す人もいるので必ず書きこんで下さい。
・良いと思った作品には、一言感想を。それがSS作者の心の支えになります。

3 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/02 14:00 ID:???
他のゲーム系SSスレ
【ときめきメモリアル総合官能SS】(半角かな板)
http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2kana/1022302329/
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #3】(エロネギ板)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1013970729/
【SS書きの控え室】(エロパロ板)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1002022822/
【ユーディーのアトリエロSS】(エロパロ板)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1025550374/

4 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/02 14:03 ID:???
さて、たてては見たものの需要があるかどうか…。

5 :名無しくん、、、好きです。。。 :02/09/02 15:59 ID:???
乙です。


6 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/02 16:21 ID:???
どんなSSを読みたいかアンケート取ったら?

7 :流水塔 ◆skb1Nfqs :02/09/02 20:26 ID:???
シスプリ・ときメモ系に偏るのが住人を増やすカギかと。

8 :佐倉楓子の告白:02/09/02 23:25 ID:???
私は今、高三で受験生なの。だからこの夏は勉強ばかりしてたんだ。
彼氏とは遠距離で、彼は私に内緒で他の女の子にちょっかいを出すような人。
最近は彼との関係もマンネリぎみで、一番最近電話をしたのも8月頭だったの。
勉強のしすぎだったのかな。最近はストレスが溜まってなんだか体がうずうずしてたんだ。
(部活も引退しちゃったものね)

昨日は友達の家で一緒に勉強してて、帰りが11時過ぎになり私は最終電車に乗ったの。
駅に着いて外に出たとたん、後ろから抱きつかれて口押さえられてその人の車に連れてかれて……。
全てがあっと言う間でした。
もうされることは分かったから相手の顔見たら少しカッコよかったの。
(そういえば、不思議と怖くはなかったなあ)
彼氏への当て付けのつもりだったのかもしれないね。
その人に抱かれると分かっても何も抵抗はありませんでした。

9 :佐倉楓子の告白:02/09/02 23:26 ID:???
家には友達の家に泊まるって電話入れて、まずキス。
その後、胸を服の上から揉まれて、だんだんと手が下の方に…。
服を脱がしてもらって性器を弄られたらもう濡れてきてるのが分かって、思わず声だしちゃった。
彼がもっと声だしてって言うから、恥ずかしかったけどたくさん出しちゃった。
で、一回目の挿入。始めてだったからキツかったらしく、彼は「締まるっ」とか叫んでた。
もちろん私も痛かったんだモン。
彼のペニスはとても大きくて、子宮の奥まで突かれた。
危険日だったから中に出さないでってお願いしたらちゃんと外に出してくれたんだよ。

二回目は、ディープキスをしながら彼のペニスをしごいてあげたの。
不思議だね。最初はグロテスクに見えた彼のペニスも一度した後はかわいく見えちゃった。
知ってる? ペニスって指先で弾くとピクッて反応するんだよ。
「うっ…うぅ…」ってとっても気持ちよさそうだったなあ、彼。
言われた通りお口で奉仕してあげたら口内に出されて仕方ないからに飲んであげた。
始めて味わう味。苦かったけど嫌じゃなかったよ。

10 :佐倉楓子の告白:02/09/02 23:27 ID:???
彼のが私の中入ってきて一時間くらい合体してたと思う。
腰を激しく振ってきて、私はすぐにイっちゃった。
彼が俺もイカせてよって言うのでもう一度お口でイカせてあげた。
その後は挿入は無かったけど、あそこをいっぱい舐めてもらった。
終わったあと彼と話したらいつも朝同じ電車に乗っていた事がわかったの。
彼は20歳。ずっと私の事が好きだったんだって。
遠距離恋愛に疲れちゃってたのかな、私。
彼から付きあってくれと言われて、すぐに彼氏とは別れようって決意をしちゃった。
だって彼の方がいつでも会えるしカッコ良いし。それに始めての人だし…。
まだ別れ話はしてないけど後で電話するつもり。
ところでなんでカーセックスってあんなに興奮するんだろ。
人に見られてる気がしてドキドキしちゃった。
ほんと気持ちよかったなぁ。
今日も彼は会おうって言ってるし、今から夜が楽しみなんだモン!      

おしまい

11 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/02 23:31 ID:???
>>8-10
題「佐倉楓子の告白」
元ネタ:ときメモ2もの 
ジャンル:エロ、強姦、寝取られ 

前スレで新スレがたったら書くといった手前、即興だけど一つ書いてみました。
自分で言うのもなんだけど、こんなの凸たんじゃないよ〜ヽ(`Д´)ノ

これくらいなら回さなくてもいいよね?

12 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/02 23:41 ID:???
しまった…間違え発覚。
まあ、いいや。誰かに指摘されるまで黙ってよう。
(・∀・)

13 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/03 19:55 ID:???
えろーい

14 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/03 21:58 ID:???
現在執筆中の人は挙手!


いねーだろーなぁ。

15 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/03 22:00 ID:???
前スレが圧縮に…危なかった。

16 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/04 11:29 ID:???
980超えてたからでしょ。どのスレでも一緒。

17 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/04 20:17 ID:???
age

18 :缶珈琲:02/09/04 23:55 ID:???
>14
はーい。

えーと、今書いてる話、けっこう長くなりそうなんですけど、連続書き込み対策
なんかも兼ねて、連載形式にしていいでしょうか?
スレの私物化とか言われてしまうと困るので・・・。

19 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/05 00:09 ID:???
節目節目をしっかりとしておけば連載形式でいいと思いますよ。
待ってます。

ちなみにジャンルは何ですか?

20 :缶珈琲:02/09/05 00:41 ID:???
>19
すいません、例によってメモ2です。主役は舞佳さん。
「3」ネタも書きたいけど、どうもネタが思いつきにくくて…。
(他のタイトル、ほとんど知らないんですよ)

とりあえず、冒頭部分は週末には出せると思います。
残りは、とりあえず週一うぷ目標ぐらいかなぁ。

21 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/05 01:10 ID:???
期待してます。

22 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/06 22:40 ID:???
ときメモSS書いてる人は主人公の名前はどうしてんの?

23 :「おとうと」を書きました:02/09/08 04:45 ID:???
>>19
その言葉、もっと早く聞きたかったです・・・
でも今聞いてもうれしいです。

24 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/08 11:44 ID:???
>>23
またなんか書いてYO!

25 : ◆KAORIr62 :02/09/08 17:15 ID:???
>>22
昔は名前を適当に考えていましたが、
エロSSには付けていないような・・・。
名前を書くと、読者様の中に嫉妬される方がいるみたいです。
個人的には名前があった方が、遥かに書きやすいのですが・・・。(´Д`;)ゞ

26 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/08 22:00 ID:???
他のキャラに
キミと呼ばせたり、アナタと呼ばせたり、おまえと呼ばせたり…

かなぁ

27 :遥かなる鐘の音〜第1幕-1:02/09/08 22:18 ID:???
 午後の授業の、けだるい雰囲気を吹き飛ばすかのように、彼は現れた。
 教室の後ろの扉を、狭そうにくぐりぬけてくる、巨大な姿。身長2mに届こうかと言う
巨漢だが、これでも立派に高校3年生、私たちの同級生だったりする。身にまとった古風
なガクランは、いくら自由な校風を誇るひびきの高校だって、立派に校則違反のシロモノ
だ。あざやかな緑色の制服の中にまじった、その姿はまるで、静かな森の中の人食いグマ
……ってとこかしらん。
 そんな彼に対する、教室のみんなの反応はといえば、ひたすら黙りこくり、彼と目が合
わないように、じいっと黒板を見つめている。
(まぁ、無理もないわよねん)
 と、私は思った。あのでっかいのが、鬼みたいな物凄い形相で、しかも全身の大小の傷
口にはうっすら血がにじんでる――そんなのを目にすれば、まぁフツーは呼吸も止まるっ
てものだろう。
 彼の名は一文字薫。今や絶滅寸前とも言われる、「番長」を地で行くオトコ。
 彼は凍りついた教室の空気をものともせず、自分の席にどかっと腰を下ろして、言った。
「先生……授業、続けてくれや」
「あ……はい、いや、ああ」
 おー、先生ビビってるビビってる。かわいそーに。よし、ここはいっちょ、助け舟を出
すことにしよーかしらん。
「先生! 一文字君は怪我してるみたいなので、保健室に連れてった方がいいと思いまーす」
「いらん」
 薫ちゃんが低く唸るが、とりあえず無視する事にする。
「そっ、そうだな。頼めるか、九段下」
「はーいセンセ。副学級委員こと九段下舞佳、任務了解いたしましたん♪」
 ラッキー、これで授業抜け出す口実ができた、っと。

28 :遥かなる鐘の音〜第1幕-2:02/09/08 22:19 ID:???
 保健室。担当の先生はどうやら不在らしいんで、私でもできる程度の軽い手当てを
する事にした。
「にしても、今日はまたこっぴどくやられたもんねー」
「かすり傷だ」
 お、出たわね定番の強がり。そゆこと言うと、消毒液を余計にサービスしちゃうわよん。
 それにしても、彼がケンカで怪我するのは日常茶飯事ではあるんだけど、今日のは
ちょっと不可解だった。まるで包丁か何かで切りつけられたみたいな、鋭い切り口。何よ、
これ?
「薫ちゃん、通り魔でも取り押さえたの?」
「……違う。奴だ」
「というと、例の元剣道部員?」
 私はそいつと面識はないんだけど、薫ちゃんからいつも話だけは聞いてる。薫ちゃんと
好敵手を認め合った間柄らしく、顔を突き合わせてはケンカばっかしてるらしい。
何が楽しいんだか、ねー。確か戦績は、えーと……
「……46勝45敗8引き分け、だっけ?」
「……46敗、だ」
 薫ちゃんは苦虫を噛み潰したような顔で、小さく訂正した。


29 :遥かなる鐘の音〜第1幕-3:02/09/08 22:20 ID:???
「あーらら。ついに並ばれちゃったワケね。ここんとこ、負けが込んでない?」
「……奴には、奥義がある」
「おうぎ?」
「そうだ。剣道部に伝わるという幻の技……あの太刀筋を見切らない限り、俺に勝ち目は
ない」
 いや、んなマンガみたいな話をされても困んのよねん。あくまでコッチは日常の世界に
住んでんだからさ。
「ま、そーゆーマユツバものの話は置いといて。負けちゃった原因はそれだけかしらん?」
「……何の話だ?」
「最近さ、ケンカ以外のことで、なんか夢中になってる事があるんじゃないの、って事よん。
例えばさ、好きな女の子ができたとか」
 私がいたずらっぽく微笑んでやると、薫ちゃんはどうやら動揺したらしく、声のトーン
を一段上げた。
「馬鹿な!漢として、勝負以外のことに興味など……!」
 とその時、保健室のドアが静かに開いた。
「舞佳、一文字くん? 入るわよ?」
 長い髪を揺らして現れたその女性を見たとき、薫ちゃんの顔色がモロに変わった。

30 :遥かなる鐘の音〜第1幕-4:02/09/08 22:20 ID:???
「やっほー華澄。どしたの、まだ授業中でしょ?」
 私が尋ねると、華澄――麻生華澄、我が親友にしてひびきの高校始まって以来の才女、
全校男子生徒憧れのマト、もひとつおまけに学級委員長――は、かすかに怒ったような
口調で、こう答えた。
「でしょ? じゃないわよ、舞佳。もう5限は終わったわよ」
「げ、マジ? まだ鐘、鳴ってないじゃん」
「いつもの故障よ。最近多いわね」
 このひびきの高校にて、授業の始めと終わりを知らせる役を果たしているのは、少し
ばかり古風な、ナマの鐘の音だった。その鐘は、この高校の名物ともいえる古びた時計
塔の頂上で、毎日生徒たちを見下ろしてる。ただし、なにせ古いもののせいか、どーも
ここんとこ調子がよろしくないらしい。
 もっとも、生徒の間では、鐘が鳴らないもう一つの理由が噂されていた。それは……。
「……また誰か失恋したのかしらん?」
「……舞佳、信じてるの?そんな根も葉もない噂」
 私の台詞を一蹴した華澄を、私はしらけた目で見返した。
「ロマンがないわねー、華澄。せめて“伝説”と言って欲しいわん」

 そう、それは、今では誰が最初に言い出したのかも解らない、生徒たちの間に伝わる
“伝説”だった。『失恋鐘』の伝説……誰かの一途な恋が、想い実らず破れたとき、鐘は
それを悲しみ、鳴ることをしばしの間止める……という話。

31 :遥かなる鐘の音〜第1幕-5:02/09/08 22:21 ID:KJQf/3vd
「なんとも物悲しくも美しい伝説じゃない」
「そうかしら?」
と、華澄はすまして答える。ったく、このゲンジツ主義者め。
「とにかく、私は先に行くけど、次の授業にはちゃんと出ること。一文字くんもね」
「はいはーい」
「“はい”は一回!」
 華澄、すっごくいい友達なんだけど、この先生口調が玉にキズなのよねん。……ま、
そういうとこに魅力を感じる男の子もいるみたいだけど。
 そう、例えば、私の隣で、華澄がドアの向こうに消えた後も、まだぼーっとドアを
見つめてるデカブツみたいにさ。
「ふーん……こりゃそうとう重症みたいね」
「かっ、かすりキズだと言ったろう」
 数十人の不良に取り囲まれても平然としていたと言われる薫ちゃんが、この時、声を
うわずらせた。
「そうじゃなくてさ、こっちの方よん」
 薫ちゃんの左胸辺りを、私は人差し指でツンツンと突っつきつつ、彼の耳元に口を寄せ、
そっとささやいた。
「華澄のこと、好きなんでしょ?」

32 :遥かなる鐘の音〜第1幕-6:02/09/08 22:21 ID:???
「…………」
「隠し事したってムダよん。薫ちゃん、ウソつくのヘタなんだから。ほれ、観念して
キリキリ白状したまい」
 薫ちゃんは、長いながーい逡巡の後、がっくりとうなだれた。
「情けない男だと、笑ってくれ……」
「なんで笑わなくちゃいけないのよ。男の子が女の子を好きになる、女の子は男の子を
好きになる。当たり前の事でしょーが」
「しかし俺は、親父と同じ漢の道を……」
「そのあんたのお父さんだって、ちゃんと奥さんもらったから、今のアンタがいるん
じゃない。ったぁく、番長のクセにぐじぐじしてんじゃないわよ」
 らしくなく困惑しまくる薫ちゃんに、私は一気にたたみかけた。
「確かに、華澄はライバルも多いし、ガードも固いけど、だからってあきらめてちゃ
そこでお終いだわ。いい? 今のアンタに必要なのは、とにかく一歩だけでも距離を
詰めるための、そのきっかけよん」
「……きっかけ、か……俺にはどうしていいのか、全く解らん……」
「うふふふ、そこんとこは任せときなさい、って」
 ずっと後日の話だが、この時の私の表情を薫ちゃんは「堕落を誘う小悪魔のような笑顔」
と評した。失礼な話よねん。

33 :遥かなる鐘の音〜第1幕-7:02/09/08 22:22 ID:???
 さて、時間は少し流れて放課後。私は、帰宅の準備をしてた華澄に声をかけた。
「どうしたの舞佳? 今日はアルバイト、お休み?」
「いやー、ちょっと華澄の週末の予定でも聞いとこうと思ってさ。どう、空いてる?」
「今週はなあに? カラオケも映画も、先週と先々週に付き合ったわよ?」
「あ、いや別にそーゆー意味じゃないんだけどね。ただ、ちょっと聞きたいって思っただけ」
「ふーん……?」
 華澄は、腑に落ちない、といった顔をした。やっぱ、ちょっと不自然だったかしらん。
「まあいいけど……今週は、ショッピングに付き合う約束が他にあるの、ごめんなさい」
「というと、オトコ?」
 私が聞くと、華澄は苦笑いした。
「残念だけどハズレよ。近所に住んでる、幼なじみの女の子」
 あ、そーいやいたわね、なんか華澄の後ろをちょこちょこついて走ってる女の子。
「なるほどね、いいオトコはまだいない、と」
「……そうだけど、それは舞佳も知ってるでしょう? どうしたの、今更」
「いやいや、一応確認。オッケー、あんがと華澄。じゃ、またね〜」
「???」
 いっそう不審そうな表情を強めた華澄を後にして、私は走り出した。
 さてと、これから演劇部と野球部のツテをまわんなきゃ。さ、忙しくなるわよん!

                                     (つづく)

34 :缶珈琲@回します:02/09/08 22:29 ID:???
あら?なんかクッキー効いてない…途中で間違えてageちゃいました。ごめんなさい。


35 :缶珈琲@回します:02/09/08 22:30 ID:???
さて、予告していた通り、舞佳さん(と番長と華澄さん)の、ちょい長編です。

36 :缶珈琲@回します:02/09/08 22:30 ID:???
今回、いろいろオリジナルの設定も多いので、受け入れられるかどうか心配なんですが…。


37 :缶珈琲@回します:02/09/08 22:31 ID:???
4,5回くらいの分割掲載になると思いますので、

38 :缶珈琲@回します:02/09/08 22:31 ID:???
もしこれを見て気に入ってくださった方、続きが気になる方は

39 :缶珈琲@回します:02/09/08 22:32 ID:???
最後までお付き合いいただければ幸いです。

40 :缶珈琲@回します:02/09/08 22:33 ID:???
もう少し回しますね。

41 :缶珈琲@回します:02/09/08 22:33 ID:???
よいしょ。

42 :缶珈琲@回します:02/09/08 22:34 ID:???
こんなもんかな。

43 :缶珈琲:02/09/08 22:39 ID:???
>>22
私の場合、誰かの一人称で本文を書き、ひたすら「キミ」「あなた」「彼」「あいつ」
などでごまかしまくる事が多いです。三人称形式の場合、地の文を「少年は〜」
という書き方でごまかしたこともありますね。

他に、主人公を「主人 公」(ぬしびと こう)という名前で書くという人もいる
みたいですね。こっちの方が簡単ですけど、なんか雰囲気出ないなぁ(w

44 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/08 23:30 ID:???
ご苦労様です。
今後に期待しています。

45 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/09 00:43 ID:???
他スレに貼ってあったSSのリンク貼り付けて紹介っていうのはダメ?

46 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/09 00:48 ID:???
良いんじゃない。

47 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/09 01:00 ID:???
こ れ で も か ?
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1022345163/204-205

ちなみに自分は45じゃないよ

48 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/09 08:41 ID:???
苦笑・・・。
>缶珈琲氏
ごくろうさま。また書いてね。

49 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/09 23:55 ID:???
半角かな板のスレ、消えちゃいましたか?

50 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/10 21:38 ID:???
150日ルールってやつだっけ?

51 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/11 20:46 ID:???
作 家 募 集 中

52 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/12 23:03 ID:???
前スレの末で誰か書くっていってなかった?

53 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/12 23:04 ID:???
下げ失敗した…

54 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/15 08:36 ID:???
書いてあるじゃん

55 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/16 02:13 ID:???
(誤爆した…)
気を取り直して、他スレより。

渡井かずみ
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1030942756/184-188

56 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/16 02:21 ID:???
45です。
下のは全部『双恋』というGマガ新連載の企画のSSです。

エロ
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1026693461/436-437
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1026693461/459-462
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1026693461/470-473
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1026693461/491-494
以下続く?

非エロ
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1026693461/479-481
エロ
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1026693461/524-534

非エロ
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1026693461/469

57 :55:02/09/16 13:03 ID:???
鬱氏。 ..・:.・(´Д⊂ヽ

http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1023139018/185-188

58 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/17 00:05 ID:???
ご苦労様

59 :遥かなる鐘の音〜第2幕-1:02/09/17 23:25 ID:???
 日曜日のショッピング街。親子、友人、あるいは恋人……さまざまな人たちが笑顔で
行き交うそこは、平和そのものを絵に描いたような風景と言えた。
 そう、物陰に潜んでいる私たち4人――私と薫ちゃんとあと2人――を除いては。
「あのー、九段下先輩、やっぱやるんですかー?」
「あったり前よん、どした、いまさら怖気づいたの、甲二くん?」
「怖気づいたつーかなんつーか、このカッコ、恥ずかしいんですけど……」
 と、自分の服装を見下ろして赤面する彼は、私たちの2年後輩で野球部員の、四ッ谷甲二
という少年だ。たまたま声が似ているのをきっかけに知り合い、以後なんとなく先輩後輩
の関係が続いている。熱血野球少年の彼だが、今着ているのは、演劇部から借りてきた、
袖の破れた紫の短ラン。少々背が足りないことを除けば、立派にヤンキーのにーちゃんで
ある。
「それに九段下先輩、俺、甲子園目指してますから、もし暴力沙汰起こした事がばれると、
すごーくヤバいんスけど……」
「大丈夫だいじょぶ」私は、にっと笑った。「もみ消すためのツテならあるから」
「うあああああああ」
 情けない声をあげて、甲二くんは力なくへたりこんだ。

60 :遥かなる鐘の音〜第2幕-2:02/09/17 23:26 ID:???
「さて、茜ちゃんの方はOK?」
「うん! これをきっかけに、お兄ちゃんが真面目になってくれるかもしれないんだもん、
ボクがんばるよ!」
 と、甲二くんとは対照的に、元気な声で答えたのは、薫ちゃんの妹、一文字茜ちゃん。
やっぱりこっちも不良っぽい服装に身を包んでいる。さらしの下で窮屈そうにしているバ
ストは、中学生の割には発育が良かったりするのよねん。
「よし、んじゃ薫ちゃんは……」
 視線を薫ちゃんの方に向けると、彼は念仏でも唱えるかのように、一心不乱になんかブ
ツブツ言っている。
「待てそれ以上の手出しはこの俺が許さん待てそれ以上の手出しはこの俺が許さん待てそ
れ以上の手出しはこの……」
「薫ちゃん、準備は!?」
「が許さん待てそ……、んっ、あ、ああ、大丈夫だ」
 ……ホントに大丈夫かしらん。
「よーし、んじゃ改めて作戦説明するわね。ターゲットは……」
 私は、物陰から、ファンシーショップのウィンドウを眺めている華澄たちを指差した。


61 :遥かなる鐘の音〜第2幕-3:02/09/17 23:26 ID:???
 事前のリサーチで、華澄の幼なじみの子はガラスの小物好き、という情報が入ってる。
華澄もぬいぐるみとか好きだし、とすればここに一度は立ち寄るだろう、という私の読み
は見事に的中していた。ふっふっふ。
「……ターゲットは彼女、いいわね。平和にショッピングを楽しむ可憐な美少女二人、し
かしそこに襲いかかる、恐怖のヤンキー軍団!」
「軍団って、あの、二人しかいないスけど」と、甲二くん。
「しょうがないでしょ、薫ちゃんが手下呼ぶの嫌がったんだから。それはおいといて……
恐怖におびえおののく少女、しかし神は二人を見捨てていなかった! 風のように颯爽と
現れる男一人! はいここで薫ちゃんセリフ!」
「待てそれ以上の手出しはこの俺が許さん」
 ……果てしなく棒読みね、薫ちゃん。
「で、なんだかんだで少女たちは救い出され、平和が訪れ、少女は助けてくれた男にほの
かな思いを抱くのだった。めでたしめでたし。と、まあそういう筋書きよん。質問は?」
「はい」と甲二くん。「一つ気になるんスけど」
「ん、何かな少年」
「あまりにもベタじゃないですか?」
「…………」
 一瞬凍りついた私に構わず、甲二くんは続ける。
「なんかものすごーく、失敗の予感がするんですけど……」
「だっ、大丈夫よん!」私は胸を叩いた。「こーゆーのはちょっとベタなくらいの方が
いいのよん。ここはおねーさんにどーんと任せときなさいって!」
 と、物陰から顔をちょこんとのぞかせて、華澄の様子をうかがっていた茜ちゃんが振り
向いた。
「あの、舞佳お姉ちゃん?」
「何、茜ちゃんまで不安になってきたの? だから大丈夫だって……」
「ううん、そうじゃなくて……麻生さん、もうからまれてる」
「何ーーーっ!」


62 :遥かなる鐘の音〜第2幕-4:02/09/17 23:27 ID:???
 茜ちゃんの言ったとおりだった。
 華澄にからんでいるのは、まるでハンコで押した様におんなじカッコの不良3人組。今
ひとつ中身のない台詞をぺちゃくちゃと喋っているが、やってることはと言えば、つまる
ところ、ナンパ。それもとびっきりタチの悪い奴だ。
 華澄はといえば、おびえる連れの女の子をかばうように、毅然とした態度を貫いている。
同性ながらほれぼれしちゃうわね……って、ンなこといってる場合じゃない!
「あいつら……よりによって……覚えておけよ……」
 と、薫ちゃん。どうやら手下らしいけど、だったらちゃんと教育しておいてもらいたい。
「どうすんスか、九段下先輩?」
「んー、こうなったらあんたらの代わりに、あいつらにヤラレ役やってもらうしかないわねー。
……あ、危ない!」
 そろそろ不良たちもしびれが切れてきたらしい。だんだんと態度が威圧的になり、そして
ついに、その一人が拳を振るおうとしていた。
「よし行け薫ちゃん! 華澄を救うのよん!」
「おうっ!」
 と勢い込んで飛び出そうとした薫ちゃんの――いや、私たち全員の動きが、次の瞬間凍
りついた。
 どういう魔法を使ったのか、殴りかかろうとしていた不良は、地面に倒れ伏していた。


63 :遥かなる鐘の音〜第2幕-5:02/09/17 23:27 ID:???
 二人目の不良が、華澄に向けて突進する。と、華澄は、体を半歩ずらしてパンチを避け
ると、その腕をひっつかみ、そのままぐいっとひねって、まるで手品か何かの様に、不良
の体をアスファルトに打ち付けた。
「うわ……華澄、どこであんな技を?」
「あれって、女性向けの護身術だよ」と茜ちゃん。「すごいなあ、タイミングとか呼吸とか
バッチリだよ。あのまま護身術の先生になれそう」
 ううむ、さすがひびきの高校始まって以来の才女と言われた女、華澄恐るべし。……っ
て感心してる場合じゃない!
「まずい、このままじゃ全員華澄にKOされちゃうわ! 薫ちゃん、せめて残りの一人でも
やっつけて来なさい!」
「お、おう!」
 と、慌てながらも走り出す薫ちゃん。華澄の前に颯爽と現れ、キメ台詞を……あ、ヤバい!
「待て! それ以上の手出しはこの俺が許さん!」
 ……あ〜、言っちゃった。
 とたんに、生気をなくしていた不良の顔が明るくなった。こそこそと薫ちゃんの陰に回
りこみ、華澄を指差して言う。
「ばっ、番長! 助けてください、この生意気な女が!」
 あっけに取られたように、薫ちゃんのあごがカクンと落ちた。
 華澄といえば、最初はいきなりの薫ちゃん出現に驚いた顔をしていたが、しだいに薫
ちゃんを見つめる視線が冷たくなっていく。
「一文字くん……どういう事かしら?」
 こうなってようやく、薫ちゃんも失敗に気付いたようだ。今や彼の顔は半病人の様に真
っ青だ。ったく、アドリブきかない男はこれだから……。
「あなたがそんな人だとは思わなかったわ」
「ちっ、違うんだ、麻生、俺はお前を……」
「あなたに『お前』呼ばわりされる筋合いはありません」
 華澄の声は、断頭台のギロチンが落ちる音の様に、冷たく響いた。
「最低だわ」


64 :遥かなる鐘の音〜第2幕-6:02/09/17 23:30 ID:???
 次の日からの、学校での華澄の様子は、特にいつもと変わる事はなかった。
 ただ一つ、薫ちゃんをまるで空気の様に無視する以外は。普段の華澄なら、相手が誰だ
ろうと分け隔てなく、朝のあいさつはかかさなかったのに、だ。どうやら、内心では相当
怒っているらしい。
 そして、一週間がたった今も、華澄の怒りはどうやら収まっていない。
 薫ちゃんはといえば、最初はなんとか平静を保っていたものの、どうやら無視され続け
る事が本格的にいたたまれなくなってきたらしく、昨日から学校を休んでいる。もともと
さぼりがちだったせいで、事情を知らない先生やクラスメートたちは気にかけてもいない
けど……。
(ふぅ)
 私の口から、思わずため息が漏れる。薫ちゃんのためを思ってしたこととは言え、二人
の仲は前進どころか大逆走してしまったワケで……。私のせいよね。
(なんとか誤解を解かなきゃ)
 まず、華澄と話をしよう。そう決意した私は、華澄に放課後残っていてもらうように約
束した。そして……。

(華澄、遅いわね……)
 誰もいない教室で、私はぽつんと一人、先生の手伝いに行った華澄の帰りを待っていた。
ほんのやぼ用、って言ってたけど、その割には遅い。んー、私もいっしょに手伝いに行け
ばよかったわ。
 んなことを考えていると、廊下から足音けたたましく、誰かが走ってくる音が聞こえた。
「九段下先輩、ここにいたんですか!」
「……なんだ甲二くんか。華澄見なかった?」
「それがそのとにかく大変なんですよお!」
 甲二くんは、自分を落ち着かせるかのように、一回だけ深く息を吸って、そして言った。
「麻生先輩が、誘拐されました!!」

                                     (つづく)

65 :缶珈琲@回します:02/09/17 23:35 ID:???
うひゃー連続投稿でシステムに怒られますた。

66 :缶珈琲@回します:02/09/17 23:36 ID:???
怖いので今日は、回しは半分ほどにしときます。

67 :缶珈琲@回します:02/09/17 23:37 ID:???
さて、2回目、起承転結の承にあたる話なわけですが。

68 :缶珈琲@回します:02/09/17 23:38 ID:???
果たしてこの辺りの話、読んでて面白いのかなぁ、と不安しきり。

69 :缶珈琲@回します:02/09/17 23:39 ID:???
つってもクライマックスまで行って面白くなる保障もないわけですが(w

70 :缶珈琲@回しはこの辺にしとこう:02/09/17 23:40 ID:???
ともあれ、楽しんでもらえるように頑張りますんで、あと2,3回ほどお付き合いよろしくお願いします。

71 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/18 00:12 ID:???
乙v(´∀`)vカレー

72 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/18 00:25 ID:???
お疲れさまです。
ところでまたゲームブックシステム使うのかな?

73 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/19 00:02 ID:???
age

74 :加賀谷:02/09/19 00:31 ID:???
漏れも出してくれよ

75 :名無しだけのため生きるのだ:02/09/19 11:17 ID:???
缶珈琲氏のSSが面白いのは、ゲームの設定を微妙に膨らませて
「ああ、こういう考証もあるんだなあ」と唸らせつつ、
それを上手く演出に使っているからなのかな。

例:甲二と舞佳の絡み、『失恋鐘』の伝説

76 :缶珈琲:02/09/20 00:04 ID:???
>>72
【番長の戦いを続ける→0180-000-011】
【番長の戦いを止める→0180-000-022】                うそ。
…えーと、今回は分岐はなしです。前のアレが特殊な例だったと言うことで。

>>74
すまん今回キミ出番なし。
だってこのプロット立てたのMRO出る前だし(ってどんだけ温めてたんだ。腐るぞ)

>>75
うわー、そういう誉め方されると恥ずかしくて身もだえ。がんがります。
設定を膨らませると言えば、今回華澄さんが不良に絡まれる展開、前回から伏線
張っておいたんですけど、気付いた方はおられますか?
そう、実は華澄さん、>>33で言ってる通り、カラオケ、映画、ショッピングと
3連続で駅前エリアに遊びに行ってるんですねえ。って誰が気付くねん(w

77 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/20 12:59 ID:???
龍騎かよ!

78 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/22 00:36 ID:???
保守

79 :「おとうと」を書きました(毎度すいません・・・):02/09/22 06:17 ID:???
はるか昔に書き上げた話でした。
完成形をギャルゲ板あぷろだへ上げていましたが、新しい倉庫へ置くことと致しました。
本当に何にもない倉庫ですが、とりあえず宣伝であります。
〜新規ダウンロード先〜
ttp://loudspirit.tripod.co.jp/
宣伝ですいません・・・

80 :79:02/09/22 06:24 ID:???
そうそう、書き忘れであります。
改めて此度の缶珈琲氏の話を読みますた。よいお話ですね。

81 :野猿萌え ◆KAORIr62 :02/09/23 15:27 ID:???
非エロで、2ch風の主人公一人称SSを書いてみました。
かなり長くなってしまったので、あぷろだを使わせて頂きました。

http://yukito.cside.com/uploader/general/image/img20020923152020.html

>>缶珈琲氏
SSを拝見させて頂きました。
若かりし頃の総番長の恋を取り上げたストーリーみたいですが、
なかなか見かけない設定で、非常に斬新だと思います。
舞佳さんがいろいろと策を練って、応援しようとしていますが、
変な方向に転ばない事を願うばかりです。
続きも今から楽しみにしておりますので、慌てない程度に執筆活動頑張って下さいませ・・・。

82 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/25 09:14 ID:???
ご苦労さまですた

83 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/26 22:27 ID:???
すた

84 :遥かなる鐘の音〜第3幕-1 :02/09/29 23:30 ID:???
 夕暮れせまる、河川敷公園。
 オレンジ色に染まる川面をバックに立つ、二つのシルエットがある。一つは細身で長身、
もう一つは小山の様に大きい。
 私は、それに向かって歩き出した。恐怖が私の足を止めようとする。空気そのものが、
ねっとりと私の体にからみついているような気さえ感じられた。
 長身の影が、私に気付いた。
「……何者だ?」
 たった一言なのに、ものすごい威圧感がある。彼の名は神田秋葉――薫ちゃんが、肉親
以外に唯一ライバルと認める存在。
 足が震えそうになるのを自覚する。ええい、気張れ九段下舞佳! ここが女の見せどころ!
「おっ、おひけえなすって!」
 こんな場面にふさわしい言葉かどうか、なんて事を気にしてる余裕は、もちろん無い。
「俺様の名は人呼んでバイト番長! 夜露死苦!」
 顔はグラサンとマスク、胸にはさらし、そして短ラン……てな、怪しいヤンキーのコス
プレ状態で、私は言った。
 なんでまた、こんなワケわかんない状態になってんのかというと――話は少しさかのぼる。

85 :遥かなる鐘の音〜第3幕-2:02/09/29 23:31 ID:???
「どういう事よ、茜ちゃん!」
 華澄が誘拐された――そんな脅迫状が一文字家に届いたという話を甲二くんから聞いて、
私は自転車をぶっ飛ばし、一文字家に駆けつけた。
 茜ちゃんが涙ながらに見せてくれたその手紙には、こう書かれていた。
『お前の女は預かった。貴様にまだ意地があるなら、女を助けに来い。決着をつけよう。
                                    神田秋葉』
 ……なに勘違いしてんのかしらコイツ、だれが薫ちゃんの女よ。
「どうしよう、舞佳おねえちゃん……」
「どうしようったって……肝心の薫ちゃんはドコなのよん!?」
「それが……自分を見つめなおす、って言っただけで、どこに行ったのか……」
 茜ちゃんは半ばパニック状態に陥っている。こうなったら、私だけが頼りってワケね……。
 どうする? 誘拐事件で警察に届ける? いや、それはマズい。ただでさえ落ち込んで
る薫ちゃんの事、唯一のライバルとの勝負を警察沙汰にしたなんて事になれば、彼のプラ
イドはズタズタ……もう立ち直れなくなるかもしれない。
 じゃ、薫ちゃんの面子をツブさない方法って?
 私は考えた。考えて考えて考えて……自分でもマトモとは思えないアイデアにたどり着
いたのだった。
「茜ちゃん……この間の演劇部の衣装、まだあったわよね?」
 要するに、番長の代理がいればいいのよね。


86 :遥かなる鐘の音〜第3幕-3:02/09/29 23:33 ID:???
 という訳で。
 九段下舞佳、一世一代の大芝居……なんだけど、神田は、フッと鼻で笑い飛ばした。
「一文字も落ちるところまで落ちたな。女一人よこして、自分は布団かぶってオネンネか?」
「かお……番長はちょっとヤボ用でな、わた……俺様が代理を頼まれてるってワケさ」
 その証拠に、背中には「代番」の文字が……いや、こんなんじゃ説得力ないって事ぐら
いは解ってんだけど、まあ無いよりマシだわ、多分。
「女は無事なんだろうな?」
 慣れない男言葉でそう問いかけると、神田は、土手の一点をあごで示した。見れば、華
澄がそこに横たわっている。
「眠ってもらってるだけだ。一文字さえ来れば、無傷で帰すつもりだったが……そうも行
かなくなった様だな」
「だから自分が代理だっての!」
 私が言うと、神田は大声で笑いだした。
「そんじゃ、お前さんが俺の相手をしてくれるって訳か? こいつぁとんだ喜劇だ」
「……やっ、やってみなけりゃ解んないでしょーが!」
 その時、神田の傍らに控えていた、もう一人の男――体の大きさは薫ちゃん以上、なん
かよく解んないけど背中に金属製の亀の甲羅みたいなのを背負っている――が口を開いた。
「きょっ、兄弟、オデにやらせてくれないか?」
「……いいだろう桜田門、好きなようにしな」
 ……桜田門?
 ああっ、思い出した! 桜田門長太、かつて相撲部部長だったけど、あんまり部員をし
ごくもんだから、みんな逃げ出しちゃって、ついには相撲部を廃部に追い込んじゃったヤツ
じゃない! なんでこんなトコで神田とつるんでんのよ!
 桜田門は口元に薄ら笑いを貼り付けて、一歩進み出た。
「お、女とやるのは初めてなんだな」
 誤解を招くよーな発言してんじゃないわよ!

87 :遥かなる鐘の音〜第3幕-4:02/09/29 23:34 ID:???
 私は、桜田門と距離を置いて向かい合った。にしてもデカい。こりゃどうやったって
マトモな勝負になるはずがない。
 私は、袖口に隠したスタンガンの感触を確かめた。バイト仲間から借りてきたものだ。
ヒキョーだろうがなんだろうが、腕力のない私にはこれだけが頼りだ。
「さ、さあ、かかって来なさい!」
 私の声に応じるかの様に、土煙を蹴立てて桜田門が突進してくる!
 こ、こわっ!
 迫力に押されて、私は力いっぱい横っ飛びに逃げた。間一髪、桜田門の張り手は私をか
すめ、後ろにおいてあった金属製のゴミ箱を、空き缶か何かの様に軽く遠くまでふっとば
した。
 ……少し遅れて、その方向から「はにゃ〜!」という声がしたのは、吹っ飛ばされた
ゴミ箱が、どこかの運の悪い子に命中したらしい。大丈夫かしら……。
(とにかく、もう一度、冷静に、冷静に……!)
 ものすごい勢いに見えたけど、私のところに来るまで、思ったよりも時間がかかってた。
そりゃ、あんな甲羅背負ってりゃ動きも鈍くなるわよね。……となれば、隙を狙って一撃
必殺っきゃない!
 軽く挑発のポーズを取ると、またもや桜田門が突進を始める。なんか闘牛士にでもなっ
たような気分だわ。
 今度は無闇に逃げない。ギリギリのところまでひきつける。ひきつける。ひきつける……
今だ!
「でえええい!」
 決まった! 私の突き出したスタンガンは、桜田門の胸に青白い火花を散らした。
 桜田門は、呆然と立ちすくみ、そして……。
「…………あつっ。」
 それだけかーーーーい!

88 :遥かなる鐘の音〜第3幕-5:02/09/29 23:36 ID:???
 桜田門は、スタンガンの当たったあたりをぽりぽりと掻いて、まるっきり何事もなかっ
たかのように肩をぶんぶんと回した。な、なんて非常識なヤツ……。どーすんのよ、アレ
一応こっちの切り札だったのよん!? 
「屁の突っ張りはいらんのじゃー!!」
「ひぇぇぇぇぇっ!?」
 私は逃げた。今度こそ本気で逃げた。向こうは足が遅いし、私の方もスタミナもそれな
りにあるつもりだから、なんとか避け続けていられるけど……でも、いつまでもこんな事
してたらバターになっちゃうわ。なんか次の手を考えなきゃ!
「う、うわっ!?」
 後ずさりしようとして、私は木の杭でできた柵にぶつかった。いつの間にか、私は川べ
りに追い詰められていたのだ。まずい、これじゃ逃げられない!
 桜田門はといえば、距離はまだ少し離れてるものの、私を追い詰めた余裕さか、舌なめ
ずりなどしながら私を見つめている。思わず背中に悪寒が走り、力なく背中の杭にもたれ
かかると、その杭が頼りなく軋んだ。……あっ、そういやこの杭って、確か……。
 ……よぉし、こーなったら、イチかバチか!
「どうしたの!? 女一人捕まえられなくて、それでも男なの、この(自主規制)野郎!」
 私は最後の気力を振り絞って、思いつく限りの悪口雑言で挑発した。ううっ、顔見知り
には間違っても聞かせられない……。
 効果はてきめんだった。桜田門は、顔を真っ赤にして文字通り猪突猛進してくる。その
張り手が私に襲い掛かり突き飛ばそうとする、そのコンマ数秒前。
 私は、スライディングの要領で、桜田門の足と足の間をくぐり抜けた。
「ぬおおおっ!?」
 桜田門の突進を、古びた木の杭は受け止め切れなかった。この杭、だいぶ前から腐って
弱くなってんのよね。やー、人助けってのはしておく物ねん。
 どっぱーん。
 私の狙い通り、桜田門は水面に特大の水柱を作った。


89 :遥かなる鐘の音〜第3幕-6:02/09/29 23:39 ID:???
 ぜぇっ、はぁっ、ぜぇっ、はぁっ……。
 乱れる呼吸をなんとか押さえつけて、私は桜田門の落っこちた川面を見つめた。とっさ
にやっちゃった事とは言え、あんな重たい甲羅抱えて大丈夫かしら……。
「奴なら大丈夫だ、この程度でどうにかなるようなタマじゃねえ」
 と、神田の声。その声に答えるかのように、向こう岸に上着を脱ぎ捨てた桜田門が上陸
して……仰向けにひっくり返った。
「わ、私の勝ち……よ。文句、無いわよね!?」
「ああ。ただの道化かと思ったが、なかなかの度胸じゃねえか。気に入ったぜ」
「と、とにかくっ、これで、華澄は返してくれんでしょーね!?」
 神田は首を横に振った。
「さあて、そいつはお前さんが俺を倒せるかどうかだな」
 うげ。
「何ムチャクチャ言ってんのよ!?」
「無茶なものか、一文字の代理を名乗ったのはそっちだろうが。こっちにも面子ってもん
があるんでな、はいそうですかと返してやる訳にゃいかねえのよ」
 手にした木刀で肩を叩きながら、神田が言う。ああっ、もうこうなりゃ自棄だわ、どう
にでもなれっ……!
 太く力強い声が公園に響いたのは、私がそう決心した瞬間だった。
「あいにくだが、ここで選手交代だ」
 私は驚いて声のほうを振り返った。声の主は土手の上で、夕日の照り返しを受けて、悠
然と腕を組んでいた。見慣れたはずのシルエットだったけど、それは今までになく心強く
見えた。
「……遅刻よ、薫ちゃん……」
 私には、それだけを言うのが精一杯だった。
                                     (つづく)

90 :缶珈琲@回します:02/09/29 23:51 ID:???
さて、第3幕をおとどけしました。

91 :缶珈琲@回します:02/09/29 23:51 ID:???
今回の見所、それは

92 :缶珈琲@回します:02/09/29 23:52 ID:???
何の脈絡も無くカメオ出演するゆっきー(w

93 :缶珈琲@回します:02/09/29 23:52 ID:Bcw5+Mrv
…ではなくて、バイト番長誕生エピソードですね。

94 :缶珈琲@回します:02/09/29 23:54 ID:???
さて、次回は

95 :缶珈琲@回します:02/09/29 23:55 ID:???
思いっきりかっこいい番長を書ければいいな…とか思ってるんですが。

96 :缶珈琲@回します:02/09/29 23:55 ID:???
しかしこれときメモか?ていう話になってきた気がしますね(w

97 :缶珈琲@回します:02/09/29 23:56 ID:???
ところで、この話を書く上でこっそりお世話になってる方がいます。

98 :缶珈琲@回します:02/09/29 23:57 ID:???
それはキャラネタ板の舞佳さん(w いろいろ口調とか参考にさせてもらってます。
(番長を薫ちゃん、と呼ぶのはこの人からヒントをいただきました)

99 :缶珈琲@回します:02/09/29 23:59 ID:???
多分こんなとこ見てないでしょうけど、お礼を申し上げておきます。ありがとうございました。
では次回、また頑張りますのでよろしくお願いします。

100 :名無しくん、、、好きです。。。:02/09/30 00:00 ID:???
乙カレー。

101 :名無しだけのため生きるのだ:02/09/30 00:11 ID:???
舞佳ちゃんカコ(・∀・)イイ!

102 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/01 12:32 ID:???
ご苦労様です。
これから読ませてもらうよ。

103 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/04 22:45 ID:???
読んだよ

104 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/06 16:46 ID:pr+BNKHa
300近いんで保守age

105 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/07 21:38 ID:???
放っておくとすぐ落ちそうになるね。

106 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/09 01:00 ID:???
1日一保全状態?

107 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/10 00:41 ID:???
上げておくか・・・

108 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/11 21:30 ID:???
sageておこう

109 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 01:57 ID:???
「……という訳なんだ」
「ふんふん」
「で、どう?」
「うんっ!あたしも賛成ー!」
「じゃ、決定だね?」
「あはは、もちろん!」

いやー、お友達想いだね、本当。
あたしも何かしようかなって思ってたけど、
やっぱり皆でお祝いした方が楽しいもんね。

110 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 01:57 ID:???
話をまとめると、こういう事だ。

穂多琉ちゃんの誕生日に、お祝いをしてあげたい。
それで、あたしにも協力して欲しい。

二人で話し合った結果、
穂多琉ちゃんをあたしが前に働いていた喫茶店まで連れて来て貰い、
そこでお祝いをしよう、って事になったんだ。
何でそのお店かって言うと、そのお店、土曜日は定休日なんだ。
店長も、話をしたら「良いよ」って言ってくれたから、
あたし達はその日に向けて、策を練ったのだった!!
……なんちって。

111 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 01:58 ID:???
そろそろかな?
もうそろそろ、穂多琉ちゃん達がやって来るはずの時間だ。
あたしは準備万端、今か今かと待ち構えていた。

「かずみちゃん。そわそわしなくっても大丈夫だよ」

店長に言われてしまう。
うーん、そんなに待ち切れなさそうにしてたかなー……。

「最初『お店を使わせて下さい』って聞いた時に何をするのかなって思ったけど……」

店長が楽しそうにしている。

「かずみちゃんは、本当に良い子だねぇ……」

そう言うと、一人でウムウムって感じに頷いているのだった。

112 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 01:58 ID:???
「お店、本当にありがとうございました」

快くお願いを聞いてくれた店長に、改めてお礼を言う。

「良いんだよ、こっちもかずみちゃんにはお世話になってるんだから。いつもありがとう」

一応、あたしは既にこのお店を辞めてはいるんだけど、
どうしても人手が足りない時なんかは、臨時でお店を手伝っていたりしている。
もちろんレギュラーで入っているバイトが優先ではあるのだが、
それでも時間の都合が許せば手伝ってあげていた。

そういう場合、店長はこっそり多目にお給料をくれていた。
あたしは貰いすぎだって言うんだけど、店長は「うん? 昇給したんだよ♪」と言って耳を貸さない。
店長は、変な所が頑固だったりする。

そうこうしている間に、からんからん…と、来客を示すベルが鳴る。

「それじゃ、行って来るね」

店長が、席の案内の為に出て行く。

店長が戻ってきたら、あたし達の番だ。
頑張んなきゃっ。

113 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 02:00 ID:???
>>109-112

「和泉穂多琉の誕生日:渡井かずみ編」です…。

114 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 02:00 ID:???
「和泉さん。明日、一緒に来て欲しい所があるんだ」

そう言われたのは昨日の事だった。
それで、今私は喫茶店に向かって歩いている。
彼と私に特別な接点があるかと言えば、これと言って特に思い当たる節は無い。
学校の部活動で同じ部に属している。……ただそれだけの関係だった。
それでも部屋に一人居るよりは気も紛れるかと思い、家を出た。
……彼がまさか家の前まで迎えに来ているとは思わず、少々驚かされたが。

「突然でごめんね」

彼が話し掛けてくる。
彼はすごく良い人だった。
はっきりと目立つような人ではないのだが、
ふとした時にその気遣いに気付かされるような、
そんな……優しい人だ。

115 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 02:01 ID:???
「別に、構わないわ」

私はつい、素っ気無く言ってしまう。
彼は誰にでも優しいし、私は彼にとってはたくさん居る知り合いの中の一人だ。
そして、それは私にとっても同じ……。
……いいえ、同じでなければならない人……。

「着いたよ」

入り口のドアを開け、私に入るよう促す。
私は一言「ありがとう」とだけ言い、店内に入った。
私たちの他に客はおらず、店の中にはアンダンテなBGMと一緒にゆったりとした空気が漂っていた。

店員に案内され、席に着く。
心なしか、彼は店内に入ってから少し嬉しそうに見える。

彼が紅茶を二人分注文した。
そう言えば、以前文化祭の準備期間中に紅茶が好きだという事を話したかも知れない。
覚えていたのだろうか?

116 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/12 02:01 ID:???
ご苦労様です。
リアルタイムで上げてるの(・∀・)ミテタヨー

117 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 02:02 ID:???
オーダーを受けた店員が去ると、彼が口を開く。

「今日は付き合ってくれて、有難う」

別に、礼を言われる筋合いは無いのだが…。

「ちょっとね…。どうしても今日、ここに来て欲しかったんだ…」

そう言って、彼は微笑んでいる。
確かに昨日も言っていたが、どうしてここだったのだろう?
取り立てて特徴が有る訳ではない、普通の喫茶店だ。
雑誌で特集されたとか、男の子だけじゃ入り難いような店だとか、そういう訳でもない。

「……今日、どうしたの?」

不思議に思った私は、その事を尋ねてみた。
しかし、彼はその事には答えてくれなかった。

「ちょっとだけ、待っててね?」

そう言い残すと席を立ち、何処かへと行ってしまった。
何なのだろうと思いながらも、何となく落ち着かないまま、しばらく待っていた。

118 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 02:03 ID:???
二分位経った頃だろうか。彼が戻ってきた。

「お待たせ」

そう言って、私の脇に立っている。

「どうしたの?」

やっぱり答えようとはしない。
どうしたのだろう?

「和泉さん」

彼が、私の名前を呼ぶ。

「何かしら?」

彼はさっきから「嬉しくて待ちきれない」といった表情だが、
私は一人で置き去りにされているみたいだった。
一体、何なのだろう?
一人怪訝に思っていると、彼が突然声を上げる。

「それじゃ、お願いします!」

そう言うと、店員がやって来る。

119 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 02:04 ID:???
「お待たせしました!」

その声の主は、かずみちゃんだった。
手には、可愛らしく飾り付けられたケーキの皿がある。

「か、かずみちゃん?」

かずみちゃんが色々なアルバイトをしているのは知っていたが、
まさか今この場所で会うとは、思ってもみなかった。

かずみちゃんが、ケーキのお皿をテーブルの上に置く。

かずみちゃんも嬉しそうな顔をしていた。
もちろん、隣に立っている彼も、さっきからずっとそうだ。

そして、向き合って「にぃっ」と笑うと、二人でこっちを向き、歌い出した。



ハッピーバースデー トゥー ユー
ハッピーバースデー トゥー ユー
ハッピーバースデー ディア 穂多琉〜
ハッピーバースデー トゥー ユー

120 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 02:06 ID:???
「和泉さん/穂多琉ちゃん、お誕生日おめでとう!」

二人はそう言うと、手に持ったクラッカーを大きく鳴らす。
パァンという火薬の弾ける音と、銀色のテープが宙を舞う。

私は驚くばかりで、何も言えなかった。

「穂多琉ちゃん、このケーキ、あたしからのプレゼントだよ!」

かずみちゃんが話しかける。
さっきからずっと変わらない、幸せそうな顔で私に言う。

「和泉さん」

彼も話しかけてくる。

「何?」

この時の私は、どんな顔だったのだろう?

「これからも、よろしくね」

きっと……私は……嬉しそうにしていたのだろう……。

121 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/12 02:08 ID:???
>>114-120

「和泉穂多琉の誕生日:和泉穂多琉編」です……。

あと、途中に入った>116君……。
ttp://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1020006366/ こっちのスレで待ってるからね…。

122 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/12 14:11 ID:???
>>121
116です。
すいません>>113の次に書き込んだつもりだったのですが結果割り込む形になってしまいました。
お詫びします。

123 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/13 23:08 ID:mGqNcsct
(・∀・)!

124 :缶珈琲:02/10/14 22:07 ID:???
>ハ重さん
お疲れ様です。穂多琉の雰囲気がすごく出ていていいですねえ。
ちなみに、余計なお世話ではありますが、一人称の時は、できるだけ早く
語り手の名前を出しておいた方が読みやすいかと。>>109で相手に名前を呼ばせるとか。


さて、私の方の宿題ですけど…すいません、もうちょっと待っていただけますか?
一応次がクライマックスの予定なんですけど、どうもいろいろ詰まってしまって…。
なるべく早く書くようにします。申し訳ない。

125 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/15 13:02 ID:???
頑張ってね

126 :ハ重花桜梨 ◆HF.po64HXY :02/10/16 00:44 ID:???
>124
>一人称の時は、できるだけ早く語り手の名前を出しておいた方が読みやすいかと。

わざとそうしたの…。

あと…122君……。
お詫びは身体で払って貰うから……。
それじゃ……。

127 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/16 23:31 ID:???
126で50 KB か
SSスレにしては少ないな?

128 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/18 17:46 ID:???
ある日、俺は家の前でアメ玉くらいの大きさの黒い塊を見つけた。
なぜだろう? 拾った瞬間、それが何かの種子であると感じた。
その種子を眺めていたら、育てたいという気持ちが芽生えてきた。
俺は物置から鉢を引っ張り出し、その種子を植えた。

それから3ヶ月後、種子はすくすくと育ち、大きな蕾を付けていた。
いったいどんな花が咲くのだろう? 毎日楽しみにしていた。

さらに数日後、ついにその蕾が開いたのだ! 待ちに待った瞬間。
す、すごい…本当に大きな鼻だ…。

これが全ての始まりだった。

129 :遥かなる鐘の音〜第4幕-1:02/10/20 23:18 ID:???
「九段下先輩、大丈夫ッスか!?」
 そう言って、私のもとに駆け寄ってきたのは甲二クンだった。どうやら、彼が薫ちゃん
をここへ連れてきてくれたらしい。ううっ、持つべきものは良き後輩だねえ。
「いやー、大丈夫なのはなんだけど……ちょっと手、貸して」
「は?」
「あはは……足が笑っちゃって立てないのよん、これが」
 我ながら情けない。
 一方、薫ちゃんと神田は、そんな私たちにかまわず、互いににらみ合っていた。
「ふん……どうやら腐りきった訳でもなさそうだな」と、神田。「まだ漢の目をしてやがる」
「腐ったのは貴様の方じゃないのか」薫ちゃんが答えた。「女を人質に取るなんぞ、外道
のやる事だ」
 神田は、口元に不敵な笑みを浮かべた。
「元より手を出すつもりなんぞねえさ……さあて、そろそろ始めようじゃねえか」
「いいだろう……ルールはいつも通りだな?」
「ああ、5時の鐘が鳴り終えた後、最初にダウンした方が負けだ」
 ちなみにこのとき、時刻はだいたい4時30分。30分一本勝負ってワケね。
 そしてその次の瞬間、場を取り巻く空気が、どこか変わったように感じられた。
 ゴングが鳴った訳でもないが、間違いなく勝負は始まったのだった。

130 :遥かなる鐘の音〜第4幕-2:02/10/20 23:19 ID:???
 さて、私の方は、甲二クンに肩を支えられながら、華澄のところにたどり着いていた。
 どうやら、これといって怪我なんかはなさそうだ。ホントに眠らされてただけだったのね。
「華澄っ! 起きなさい華澄!」
「…………う……母さん、朝ごはんいらない…………」
 誰があんたの母さんか。
「えーい、寝ぼけてないでさっさと起きんかーい!」
 肩を強くゆすると、どうにかこうにか目を覚ましたようだった。この低血圧娘め。
 目を覚ました華澄は、私の方をじろじろ見つめて、そして噴き出した。
「ぷっ! 何よ舞佳、その格好!」
 ええい笑うな。こっちはあんたの為に死にそーな目に会ったのよん。
 私は、事情をかいつまんで説明した。話を聞く華澄の表情から、しだいに笑いが失われ
ていき、驚きと戸惑いがそれに取って代わる。
「そ、それで一文字君はどうしたの!?」
 私は無言で、背中の方向を指差した。ちょうど二人は、最初の攻防を終え、再び間合い
を広げたところだった。
「目が覚めたか、麻生……」
 野獣のような荒い呼吸で、薫ちゃんが呟く。華澄は、はじかれたように飛び出そうとした。
私と甲二クンが、どうにかそれを押さえこむ。
「離して舞佳! 二人を止めないと!」
「ふん……暴力をふるう男は嫌いか、麻生」
 華澄の様子を肩越しに見ながら、薫ちゃんが言う。
「あっ、当たり前です!」
「ならば……嫌ってくれ」
 そう言った薫ちゃんの表情は、奇妙にすがすがしかった。
「嫌って嫌って、嫌いまくれ。ゴミみてえにな。だが……一つだけ、頼みがある」
「……え?」
「忘れないでいてくれ。こんなバカな生き方しかできなかった男が、一人いた事をな」
 言いながら、薫ちゃんは拳を構えた。
「さあ、続きと行こうぜ、神田ぁっ!」

131 :遥かなる鐘の音〜第4幕-3:02/10/20 23:20 ID:???
 二人の勝負は、一進一退のまま進んでいた。薫ちゃんの拳が神田を捉えれば、神田の木刀
が薫ちゃんを打ち据える。二人の力はほとんど互角だった。
 太陽は、すでにずいぶん低い。決着の時間は、刻一刻と迫ってきていた。
 神田が、ふいに呟いた。
「……そろそろ、奥の手を出させてもらおうか」
 言いながら、木刀を体のど真ん中に構える。次の瞬間、鋭い気合とともに繰り出された
木刀が、空気を切り裂いた。
 それは、明らかに薫ちゃんの体に届いていなかったのにもかかわらず、彼のガクランは
切り裂かれ、宙に一筋の赤いしぶきが舞った。
 この技に驚いたのは、薫ちゃん当人より、むしろギャラリーである私たちだったと思う。
「なっ、なんなのよアレ!? あれって木刀でしょ、刃、ついてないんでしょ!? てい
うか届いてないし!」
「たぶん……」と華澄。「カマイタチみたいに、真空を作ってるんだと思う……私にも信
じられないけど……」
 息をつく暇も与えず、神田の第二撃、第三撃が繰り出される。見えない空気の刃物が、
薫ちゃんの体に傷を増やしていく。一方の薫ちゃんは、完全に攻撃の手を塞がれていた
――なんせ、リーチがぜんぜん違うので、近寄る事さえままならないのだ。
 私は、数日前の保健室での事を思い出していた。なるほど、あのキズはこういう理由だっ
たワケね……。
 そんな中、突然薫ちゃんが動きを止めた。

132 :遥かなる鐘の音〜第4幕-4:02/10/20 23:22 ID:???
「えっ……!?」
 もう少しで、私は悲鳴を上げるところだった。
 しかし、薫ちゃんは力尽きた訳ではないようだった。闘う意志が無くなった様でさえない。
ただ、両目には闘志を燃やしつつ、しかし指一本さえ動かす気配はなかった。
「何のつもりだ……!?」
 薫ちゃんは答えない。
 神田は攻撃を再開した。薫ちゃんは、防ぎも避けもせず、神田の技を食らい続けていた。
「自殺でもする気か、一文字!」
 ついに、溜まり続けたダメージが一線を超えた。薫ちゃんはその場にくず折れ、そのまま
伏して動かなくなった。
「……つまらんな」
 神田が背を向けて立ち去ろうとする。しかし。
「……まだだっ!」
 振り向いた神田の目に、満身創痍のまま仁王立ちする薫ちゃんの姿があった。
「死にぞこないがっ!」
 神田の猛攻が再開される。今度も薫ちゃんは動かない。まばたきすらせず、自分に襲い
かかる神田の姿を、真正面から見据えている。
 私の脳裏に、ふいに、保健室での薫ちゃんの一言が蘇った。
(あの太刀筋を見切らない限り、俺に勝ち目はない)
 …………! そうか…………!!
 私は傍らの甲二クンを振り向いた。
「甲二クン、今何時!?」
「えっと……4時57分ス」
 あ、あと3分!? それじゃ間に合わない! 5時の鐘の後に、薫ちゃんがダウンを食
らっちゃったら、そこで負けだわ!
「ごめん、ちょっと急用を思い出した! 華澄、甲二クン、ここをお願い!」
「えっ、ちょ、ちょっとどこに行くのよ舞佳!」
 困惑する華澄たちを置き去りにして、私は走り出した。

133 :遥かなる鐘の音〜第4幕-5:02/10/20 23:23 ID:???
 さて、川原での出来事だけど、ここから先は私は見てないから、甲二クンたちから後で
聞いた話になる。
 神田は戸惑っていた。すでに数回のダウンを薫ちゃんから奪ったにもかかわらず、その
度に彼は立ち上がり、そしてまた攻撃を無防備に受け続けるのだ。
 そして、今もまた。
 二人の時間の感覚は、とっくになくなっていただろう、と思う。
「……どうした神田よ、その程度でおしまいか?」
 薫ちゃんの一言が、神田を逆上させた。
「いいだろう、ならば最大の一撃、真の奥義を見舞ってくれる!」
 神田の「気」が燃え上がった。低い叫びは、空気を震わせ、川面にさざなみを起こすほ
どだった――と甲二クンは言う。
「真っ! 不動明王、唐竹割りぃっ!!」
 裂帛の気合とともに、木刀が繰り出された。
 しかし。
 次の瞬間、乾いた音とともに、神田の足元に何かが転がった。
 折れた木刀だった。
「……バ、バカな!」
 呆然とする神田をよそに、薫ちゃんは空に向かって呟いた。
「親父……ついに開眼したぞ、『超眼力』……」
 完全に状況は逆転した。神田は今や、ヘビににらまれたカエルのように、完全に薫ちゃ
んの気迫に飲まれていた。彼の目には、薫ちゃんの姿はさながら巨人のように見えていた
に違いない。
「うおおおおおおおっ!!」
 薫ちゃんの体から、炎のようなオーラが立ち上る。それはやがて彼の拳に集まり、一つ
の形を作った。
「袖龍ゥゥゥゥッ!!」
 伝説の生き物、龍の形をした闘気の流れが、彼の袖口から解き放たれた。荒れ狂う龍は
一直線に神田に襲いかかり、彼の体をやすやすと吹き飛ばした。
 彼の意識が、地面にうちつけられた後にもあったとしたら、彼は星の輝く空を見つめて
いぶかしんだかも知れない。
 そう、太陽は、とっくに西の大地に沈みきっていた。
 5時の鐘は鳴らなかったのだ。

134 :遥かなる鐘の音〜エピローグ-1:02/10/20 23:25 ID:???
「……と、言うわけだったんスよ!」
 興奮気味に話す甲二クンを、私は少し冷ややかな目で見つめた。ここはひびきの高校、
川原での事件の翌日である。
「あんた、格闘マンガの読みすぎなんじゃないの? オーラとか龍とか、いくらなんでも
さあ」
「いや本当なんですって! くうっ、九段下先輩にも見せてあげたかった……ってか先輩、
どこ行ってたんですか?」
「あ、いや、それはまあなんつーか」
 私は無理やり話題をそらした。
「で、甲二クンはすっかり感動しちゃったワケだ」
「当然っス! 一文字先輩こそ男の中の男、いや漢! あれを見て感動しなくて何にしろっ
てんですか!」
 身を乗り出して叫ぶ甲二クンの目は、らんらんと燃えていた。
「俺は決めた! いつか野球部に伝わるという奥義を身につけて、あの一文字先輩につい
ていく! そしていつか、その片腕と呼ばれる男になってみせる!」
 ……奥義だらけか、この学校は。
 予鈴がなった。それは聞きなれた鐘の音ではなく、スピーカーを通した、味気ない
電子チャイムだった。
「おっと、そろそろ授業だから行くわね、甲二クン」
「うおおおおっ! 父ちゃん、俺はやるぜ! ひびきのの燃える火の玉になってみせるぜ!」
 甲二クンは一人で燃え続けていた。
 ダメだこりゃ。

135 :遥かなる鐘の音〜エピローグ-2:02/10/20 23:26 ID:???
 その日の放課後。
 まるで人目を避けるかのように、二つの影がここで出会っていた。
 薫ちゃんと、華澄だ。
 二人は互いに声をかけることをためらっていたようだ。互いの息遣いが聞こえそうなほどの
静寂が、二人の間に流れる。しかし、それを破ったのは華澄だった。
「あの……舞佳から、いろいろと聞いたわ」
「何をだ」
 言う薫ちゃんは、華澄に背を向けたままだ。華澄が続ける。
「日曜日のショッピング街のこと、それに昨日の川原でのこと。私、あなたに謝らなきゃ
いけない……」
「何も謝る事など無いはずだ」
 薫ちゃんの口調は、吐き捨てるようなそれだった。
「ううん、私、あなたの事誤解してた……と思う」
「誤解だと?」
 薫ちゃんの背中は、岩のように巌として動かなかった。
「何が誤解なものか。あの川原で見た通り、俺はケンカ一筋のつまらん男さ」
「でも……」
 言いかけた華澄を、薫ちゃんはさえぎった。
「俺を呼び出した用とはそれだけか? ふん、くだらん用だったな。俺は帰るぞ」
 薫ちゃんは、ゆっくりと歩き出した。裏庭の雑草を踏みしめる音が、やけに大きく聞こえた。
「麻生、さらばだ。こうして話すことも、もう二度とないだろう……」
 ついに薫ちゃんは、最後まで、華澄の方を振り返る事はなかった。

136 :遥かなる鐘の音〜エピローグ-3:02/10/20 23:28 ID:???
「あれで良かったの、薫ちゃん」
 物陰から呼び止めた私に、薫ちゃんは苦笑いしたようだった。
「覗き見か。趣味が良くないな、舞佳」
「答えて。本当にあれでいいの? せっかく、気持ちが……そりゃまあ、まだほんの少しかも
知んないけど、ともかく通じ合ったかも知れないのよ? このまま、もしかしたら……」
 薫ちゃんは、ふっ、と小さく息を吐いた。どうやら、笑ったようだった。
「神田と決着をつけた事で、俺はこのひびきのと、隣町までをシメる総番になる。子分が増え
りゃ当然敵も増える。神田みてえな生ぬるいヤツばかりとは限らん……」
 私は、はっと息を飲んだ。そんな私を尻目に、彼は、時計塔を見上げた。
「鐘……鳴らなくなっちまったな。どうやら、失恋鐘の伝説はホンモノだったようだ」
「あ、あの鐘は、だって、自然に壊れたとかじゃなくて……!」
 言いかけた私を、薫ちゃんは手で制止して、小さくうなずいた。まるで、全部解ってる、
とでも言わんばかりに。
「お前さんには世話になった」
 それ以上、何も言う気は無いらしかった。
 彼はまた、歩き出していく。どこか、私の知らない場所に向かって。
 ……ったく、男ってのは、どうしてこうバカなんだろう。
 立ちすくむ私と、去り行く薫ちゃんを、鳴らなくなった鐘が静かに見下ろしていた。

137 :遥かなる鐘の音〜エピローグ-4:02/10/20 23:29 ID:???
(早いもんね。あれからもう5年か……)
 私は、回想を打ち切った。
 ひさしぶりに、母校の時計塔に登って見下ろした街並みは、あのころと変わりなく見えた。
そこに住む人々が、時とともに変わってしまったとしても。
 生徒だった華澄は、大学を優秀な成績で卒業。いまでは教える立場、つまり教師として、
この母校に通っている。私は、進学せずにそのままフリーターとして、日々多種多様なア
ルバイトにいそしんでいる。甲二クンは本人の目指したところの通り、番長四天王の一人、
火の玉番長としてその名を轟かせている。あの日闘った神田や桜田門も、今ではその四天
王の一員だ。さて薫ちゃんはというと……相変わらず、かな。
 そうそう、変わったものはもう一つある。
 この、目の前にある鐘だ。鳴らなくなってしまった事で、この鐘は失恋という悲しい伝
説を脱ぎ捨てた。それに取って代わったのは、「卒業式の日に告白して、この鐘に祝福さ
れた二人は永遠に幸せになる……」という、幸せな伝説だった。
 もっとも、その伝説を広めたのが誰だったか、なんて事まではだれも知る由もないだろ
うけど。私を除いて、ね。
 そして、明日がその卒業式。
 華澄がはじめて担任した生徒たちが、ここを巣立っていく日だ。
(さあて、そいじゃ一発、気合入れて修理と行っちゃおっか!)
 私は、バイト先から調達した工具箱を開いた。
 明日から、本当の意味で、伝説は生まれ変わる。そして、もう二度とあの悲しい伝説は
語られないはずだ。
 なんたって、私が見込んだ少年なんだから、ね。

                                    (おわり)

138 :缶珈琲@回します:02/10/20 23:33 ID:???
完結〜!かんけつかんけつ!かんけつかんけつかんけつ!!

139 :缶珈琲:02/10/20 23:34 ID:???
えーと、今まで私が書いた中で、2番目の長編になってしまいました。

140 :缶珈琲@回します:02/10/20 23:35 ID:???
もっとも、長い分面白いかどうかは保証しかねますけども(w

141 :缶珈琲@回します:02/10/20 23:36 ID:yNzJkU3V
この辺りのエピソードは、きっとオフィシャルのどこかでフォローするだろうと

142 :缶珈琲@回します:02/10/20 23:37 ID:???
思っていたのですが、結局それは叶わず…。

143 :缶珈琲@回します:02/10/20 23:37 ID:???
しょうがないから自分で妄想しちゃえ、というのがこの話のそもそもの動機だったりします(w

144 :缶珈琲@回します:02/10/20 23:39 ID:???
一応、オフィシャル各種設定には反しないように気を使ったつもりですが、

145 :缶珈琲@回します:02/10/20 23:40 ID:???
もし変なところがありましたら、生暖かく許してやってください(w

146 :缶珈琲@回します:02/10/20 23:41 ID:???
もう一回かな。途中で間違って上げちゃったけど…

147 :缶珈琲:02/10/20 23:45 ID:yNzJkU3V
『遥かなる鐘の音』
ときメモ2より、九段下舞佳、麻生華澄、一文字薫他でお送りしました。
第1幕 >>27-33
第2幕 >>59-64
第3幕 >>84-89
第4幕&エピローグ >>129-137
ここまでお付き合いいただけた、すべての方に感謝いたします。

148 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/21 01:27 ID:???
乙カレー。

149 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/21 13:11 ID:???
ご苦労様です。
次回作も期待してます。

150 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/23 00:47 ID:???
缶珈琲氏、お疲れさまッス

気の効いた感想付けられず、申し訳ないッス
フカーツしてくれてマジに嬉しいッス、感激ッス

151 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/26 22:49 ID:???
この調子で盛りあがろう?

152 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/28 15:28 ID:???
sage

153 :名無しくん、、、好きです。。。:02/10/30 15:11 ID:???
age

154 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/03 22:21 ID:???
ものすごく下がっていますが誰もSSを書かないのでしょうか?

155 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/03 22:54 ID:???
では貴方から書いてください

156 :s:02/11/05 01:38 ID:sVMsJC6P
age

157 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/06 15:35 ID:???
150こえて作品3こくらい?

158 :真祖鮮烈風子 ◆VsoWQFuuko :02/11/08 20:32 ID:???
そういえばほたる(メモ3)のSSでもかこうかなーなんて思った。
ここでは何を書けば気に入られるんでしょうか?

159 :真祖鮮烈風子 ◆VsoWQFuuko :02/11/08 20:38 ID:f0xTajmW
ごめん、はやくききたいんであげるわ。
ほんと自分勝手でごめんよー

160 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/08 21:00 ID:???
俺がAIRの美凪のSS書くわ。
ちょっと待っててくれ。

161 :真祖鮮烈風子 ◆VsoWQFuuko :02/11/08 21:03 ID:saXIHZfH
よりによって葉鍵は…
いやまぁいいんだろうけれど、葉鍵専用スレで書いた方が…

162 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/08 21:10 ID:???
   スッキリシタモナ
    ∧_∧
    ( ´∀`)
   /   つ
   (_(__⌒)  |^lヽ、  (´・ω・`)
  ┌─(_)─┘.| )  (∩ ∩)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


         ∧_∧
         ( ´∀`)
         /    ヽ、
      (( (_'(_, )´ ふきふき
        (:・:ω:・:)
        (∩ ∩)


     -─-、
__ / /  ̄ヽヽ_ ごぼごぼ・・・ざーー
  |  |;;.;..,;::;;;l |
  |   |(:・ω・:)'l | 
  \ ヽ~~。゚;; \\
    \ \;;゚;;。;;; \\
      \ \   ゚ )/
        \二二ン´

163 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/10 01:23 ID:???
銃を持って戦う詩織

164 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/13 18:36 ID:???
銃になって戦う詩織

165 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/13 23:44 ID:???
>>158
昔の彼氏と戯れている様子

166 :真祖鮮烈風子 ◆VsoWQFuuko :02/11/14 18:17 ID:TrAoJDO3
>>165
まじで…。
いや、でもそれはそれでいいかも。

167 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/14 20:33 ID:???
なんでもいいよ。
読者を意識しないで執筆を楽しんで。

168 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/17 19:03 ID:???
>>147
いまごろ気付いたわ・・・。お疲れ。一気に読んだよ。
すげー面白かったです。キャラの配置と設定の生かし方がうまいですね。
まあ、舞佳さん萌えで総番長大好きってのもあるだろうけど・・・。
次回作期待してます。

>>166
期待してます。トナメのふみつきSSは面白かったしね。

169 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/18 11:45 ID:???
ボケコニアンはいずこへ

170 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/19 12:27 ID:???
がんがれ

171 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/19 23:04 ID:aRAXxx3a
新作が 出そうで出なく 閑古鳥

172 :流水塔 ◆WpsF3VMtwc :02/11/20 03:02 ID:???
ここってエロ有りだとだめなの?

173 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/20 15:58 ID:???
この際だ
何でもいいよ

174 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/20 23:33 ID:???
>>169
みつめてナイトスレに降臨した模様

175 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/23 11:37 ID:???
ここにもこないかな。
つーかここ見てるかな?

176 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/24 12:37 ID:???
揚げておくか

177 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/24 12:46 ID:???
おう!今、光にパイズリしてもらってるんだ。いいぞー光、その調子だ。とても気持イイよ。
そうだ、パイズリとフェラを交互にやってくれ、そうそう。うまいぞ、とても気持イイよ。
おまえも気持イイって?それはよかった、うれしいよ。きもちいいだろ?おっぱいおっきいなあ。
もうがまんできないよ。バックから突っ込んでいいかい?じゃあいれるよ。パンパンパン!
ああ、きもちいい、光のおまんこきもちいい。おっぱいもおっきくてやわらかくて
きもちいいよ!ああ、いきそうだ、もうがまんできないい、いっくううう!どぴゅ!

178 :ボケコニアン:02/11/24 21:36 ID:???
とりあえず今日ここまでにして。また明日仕事なんで

ほたるのはか

2004年12月12日

「ごめんなさい、それじゃ・・・」
受話器を置く音が、静かな部屋をほんの一瞬だけ、にぎやかにした。
彼からのデートの誘いを、私はどうしても受け入れることができなかった。
その日は・・・ あの人と逢った、最後の日・・・。
そして・・・

あの人のことを、あの日のことを想い浮かべようとすると
すぐに、目の奥から熱いものがこみ上げてくる。
私、どうすればいいの・・・

こんなときは、ニャントロ星人さんだったらなんて言ってくれるかな?



179 :ボケコニアン:02/11/24 21:38 ID:???
2003年12月13日

−今日は。とってもつらいことがあって、メール出しました。
私、前に初恋の人がいた、ってメール出しましたよね?
もちろん、今でもその人のことを忘れたことはありません。
でも・・・、最近、気になる人がいるんです。
その人の気持ちが私の心の中でだんだん大きくなって・・・
その人も初恋の人と同じくらいやさしくて、みんなに好かれる
ステキな人なんです。
私、その人に想いを伝えるべきか、悩んでいます。
裏切りたくはない、でも、自分に嘘はつけない。
ニャントロ星人さんなら、きっといいアドバイスを下さると思うので
もしよければ、お力をお借りしたいのですが・・・

月夜見

あのメールに返事が出せなかった。
穂多琉が・・・苦しんでいるのは僕も知っている。
だけど・・・穂多琉のことを考えると、僕の気持ちをここで書いたら、
傷つくのは穂多琉なんだ。
僕は穂多琉の元彼のかわりになれないんだ。
だから・・・

180 :ボケコニアン:02/11/24 21:43 ID:???
ここで余談でも。
3月に鹿児島を離れ、一人宮崎のほうへ引っ越しました。
暇も金もなく、なかなかネットにつなげられませんでしたが、
YAHOOのおかげでようやくネットできるようになりました。
しかし俺のほかに「bokekonian」ってIDとる物好きがいるなんて・・・
登録できないとは!
パソコンも買ったので(といっても7万円で組んだ)またページでも作る予定です
とりあえず今日はこの辺で(文章が短すぎますが)

181 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/25 08:58 ID:???
オツカレ

182 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/27 00:40 ID:???
保全

183 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/27 22:42 ID:???
新作まだー?

184 :名無しくん、、、好きです。。。:02/11/27 22:51 ID:uzUAvGXe
【ひろゆきのメルマガの答え】
---------逮捕者続出------------
警察が動いてるのは、この板だ!!
http://okazu.bbspink.com/test/read.cgi/ascii/1038220622/541

詳細は電波2chで
http://dempa.2ch.net/


185 : ◆8iKAORIr62 :02/11/29 09:42 ID:???
期待sage

186 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/02 23:50 ID:7dvFGIuU
期待age

187 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/04 09:41 ID:???
新作いくか?

188 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/05 23:32 ID:???
――ひびきの高校を卒業して3ヶ月。
――光との同棲を始めて1ヶ月たったある日の事。

 バイトの給料が入ったその日、久しぶりに匠と飲み、そのまま勢いで匠も"俺達の部屋"に連れて帰った。
 光はいきなりの来客に驚いた様子だったが、それが匠だとわかると太陽を思わせる笑顔で応対してくれた。
 早速、光を加え3人で飲み直しとなったが、いかんせんバイト疲れのせいか、1時間ほどで俺はダウンしてしまった。
 ふと目を覚ますと、ベッドの上。どうやら光と匠が運んでくれたらしい。
隣を見るとまだ光の姿はない。
 時計を見るとまだそんなに時間はたっていなかった。
 二人はまだリビングで飲んでいるのだろうか? のそのそと起き上がり、リビングへと移動する。
 ドアを開けようとした時、光の声が聞こえた。

189 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/05 23:33 ID:???
「ああっ…だめっ…ダメだようっ」
 明らかに嬌声とわかる。一体何が? 匠が光を犯しているの……のか?
 鼓動が早くなる。ゆっくりと物音を立てないようにして扉を少しだけ開けた。
 耳を澄ませて中を伺う。ぴちゃぴちゃという水音と光の喘ぎ、時々ぎしっとソファのきしむ音が聞こえる。
 慟哭を抑えつつ、もう少し扉を開け、覗いてみた。
「!!」 
 光がソファに座ったまま匠に脚を大きく広げられていた。
ベージュのスカートは捲り上げられ、ピンクのパンティは既に片足から外れ、もう一方の膝に引っかかっているだけだった。
 ブラウスのボタンは、ほとんどが外されており、ずり下げられたブラから露出した乳房を下から匠の手がもみしだいている。
「あはは。光ちゃん、お酒弱いんだね」
「はぁ…はぁ…ダメ、ダメだよぅ…匠くぅん……」
 匠のもう一方の手は光の膝裏のあたりを掴み高く上げ、ちょうど股間に潜りこむ格好で光の秘部を舐めているようだった。


190 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/05 23:35 ID:???
 恥ずかしいからだろうか、光は両手で顔を覆っている。
 それでも乳首を摘まれたり激しく秘部をすする音がする度に「ひゃん」と喘ぎ声を上げて首をのけぞらせていた。
(なんだこれは!!)
 この状況に俺はひどく興奮していた。自分の彼女が親友によって感じさせられている…。
 確かに光は敏感な方だと思う。未熟な俺の愛撫でも十分に反応し、いつも愛液を溢れさせていた。
 ついでに言うと光は酒に弱い。酔うといつも意識が朦朧としてしまうのだ。
 ………匠はプレイボーイとして有名な男。
 この状況は十分予想の範囲だった。
 匠が顔を上げ、硬くしこった乳首に吸い付いた。光がびくっと体をのけぞらせる。
 いつも間にか匠の手は光の股間に忍び込み、秘部にさし込まれているようだった。
 クチャクチャとかき回す音が響く。光の肉体はピクピクと痙攣し、指の動きにあわせるように腰が上下する。

191 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/05 23:37 ID:???
「ああっ、いやあ…っだめ…だめだよぅ!」
「いいんだよ光ちゃん、何度でもイカせてあげるから…。あはは、僕ずっと光ちゃんとやってみたかったんだ」
「ああっ、ダメっ…変なのぉ、変になっちゃうよぅ、漏れちゃう、漏れちゃうっ!」
「あ、そっかあ。光ちゃん潮吹いたことないんだね。じゃあ思いっきり潮吹きさせてあげるよ。そうらっ――」
 匠の手が一際激しく動くと、光は全身をのけぞらせて「ひいいぃっ」という悲鳴にも似た声を上げた。
 次の瞬間光の股間から透明な液体が飛び散り匠の腕を濡らし、一部はソファの前のテーブルまで汚したようだった。
 同棲記念にと、二人でお金を出し合って買ったテーブルが白濁液に犯される…。胸がチクリと痛む。
 それは衝撃的な光景だった。俺とのセックスで光は潮を吹いたことなどなかった。
 自分の彼女が他の男の指技によって見たことのない程の絶頂を極めさせられる姿。それは俺にとって大変な屈辱と同時に興奮でもあった。
 俺のペニスはこの時、ズボンの中で驚くほど固くいきり立っていたのだ。

192 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/05 23:39 ID:???
 光の身体がゆっくりとソファに崩れ落ちた。荒い息をしているようで呼吸の度に胸が上下している。
 カチャカチャと匠がベルトを外す音がした。ゆっくりと身体を持ち上げて、光の股間に狙いをつけているようだ。
 光は視線を下に向けている。今まさに自分の貞操を奪おうとしている彼氏以外のペニスに視線がくぎ付けらしい。
 はたして光は今、何を思っているのだろう。
 嫌悪感? 罪悪感? それとも――――。
 匠のペニスは俺と比べてかなり大きい(修学旅行の時に確認)。なんと勃起していない状態でも、俺の最大時のサイズとさほど変わらない。
 そのペニスは十分に充血して、今まさに光の秘部へと差し込まれようとしているのだ。
「光ちゃん、そろそろ」
 匠は光の脚を抱え込む格好で覆い被さっていく。2、3度腰を動かすと光は「ヒッ」と声を上げた。クリトリスを擦ったのだろうか。
 低い声で「入れるね」と匠が言った。それは同意を求めると言うよりも宣告に近いものだった。
「いや…ダメぇ…」光の小さな抵抗の声も実体を伴っていなかった。

193 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/05 23:42 ID:???
 さっきよりもやや深い角度で匠は腰を光の中にゆっくりと沈めていく。光の首がのけぞる。
「ああん…はああんっ……ああっ…」光の口から喘ぎが漏れた。
「はは、やっぱり光ちゃんだ。まだまだ初々しいや」
 光の膣がキツイのだろう、匠は何度か浅い抽送を繰り返しながら光の耳元で囁いた。
「光ちゃんのおまんこはキツイね、なかなか奥まで入らないや。どう、アイツと比べて?」
「ああっ、大きいよぅ……とっても大きい、裂けちゃうっ」
 匠の眼を見つめながら光は答えた。すでに状況はレイプではなくなっていた。
 嘘だと思いたい現実。 
 光は自分からゆっくりと腰を動かしてより深い挿入を促している。
 その成果はすぐに結果となって現れた。匠が一際深く腰を突き入れると光は小さな悲鳴とともに首をがくんを折った。
 軽くオーガズムに達しているようだった。

194 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/05 23:43 ID:???
 匠は光の上半身からブラウスを剥ぎ取り、腕を回してブラジャーのホックを外した。豊満な光の乳房が露になる。
 汚れ無き光の乳首は硬くしこっていた。それを匠の無骨な指が摘み、弄ぶ。
「―――ッ!!」苦痛と快楽の狭間の表情を見せる光。
 その間もピストン運動は休みなく行われていた。光の喘ぎはとどまる事を知らない。
 濡れた粘膜の擦れ合うぬちゃぬちゃという音がリビングに響いている。
 光が何度目かの絶頂に達すると、匠は光の身体をひっくり返して今度はバックから撃ち込み始めた。
 後ろから乳房をわしづかみにし、髪を引っ張り唾液を飲ませる。俺には到底真似できないサディスティックな責めだ。
 しかし何より驚いたのはそういう行為を光が喜んで受け入れたように見えたことだった。
 少し前まで光は処女だった。ゆえに当然、俺たちのセックスはアブノーマルな行為に走る事はなかった。
 なのに…いや、だからこそか? もう何がなんだかわからない。
 匠の指が光のアナルに差し込まれ、光が狂ったように腰を振りたくるのを見て俺は悟った。
(光を匠に寝取られた)

195 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/05 23:47 ID:???
 未体験の快楽を与えてくれる男になら、女なら誰だって服従するはずだ。
 悲しい現実。女としての"性"。
 匠の撃ち込みが速くなり、フィニッシュを迎えようとするときに光の口から発せられた決定的な言葉。
「中、中に…」
 脳天をハンマーで殴られたような衝撃。そして恍惚。
 自分の彼女が他の男に膣内射精を乞う。今まで経験したことのない程の屈辱と興奮が俺を襲う。
(うっ!)
 匠が光の中に射精する姿を見て、俺はパンツの中に大量の精液を発射した。
 ゆっくりと匠がペニスを抜き取り、光の前に回ると光は、いとおしそうにそれを咥えた。
「ふふふ、アイツよりよかったろ?」
「……はい」
 俺は二人に気づかれないように2階に戻った。
 光が寝室に入ってきたのはそれから2時間後、風呂上りの石鹸の匂いをさせていた。
        
 ―END―

196 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/05 23:52 ID:???
>>188-195
ときメモ2 光 エロ 寝取られ

197 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/06 01:11 ID:???
乙まわし

198 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/06 08:27 ID:???
!!

199 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/06 11:40 ID:???
回してよ

200 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/06 12:59 ID:???
200

201 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/06 20:40 ID:???


202 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/06 22:53 ID:???
200こえたか…

203 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/07 01:04 ID:???


204 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/07 10:29 ID:???
hozen

205 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/07 22:34 ID:???
誰?

206 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/08 01:38 ID:???
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1039154112/6-8

207 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/09 00:18 ID:???
age

208 :てすと:02/12/09 00:48 ID:CT0a20Gu
TESTUO

209 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/10 22:59 ID:???
sa-ge

210 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/11 23:07 ID:???
閑古鳥やね

211 :@切身 ◆5IGroOvBoY :02/12/12 04:04 ID:???
本スレにSSを貼ると流れを止める恐れがあるのでここに貼り付け

……って使い方はマズいですか?

212 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/12 07:49 ID:???
>>211
気にしないでどんどん貼ってもらいたいです。
SSスレだから、SSを貼ってもらえるに越した事はないし。

213 :@切身 ◆5IGroOvBoY :02/12/12 10:32 ID:???
すみません、結局本スレに貼ってしまいました。
後からリンク張ります。

214 :@切身 ◆5IGroOvBoY :02/12/12 10:55 ID:???
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1031137017/855-861 
ゲーム:双恋〜twin girls〜(電撃G'sの読参企画)
登場人物:桜月キラ・ユラ姉妹(双子)
内容:桜月姉妹のレズエロ。エロ薄め。らぶらぶ?

じっくり腰をすえてエロを書くのは久しぶり(1年振り位?)です。
SSっていうよりエロ小説みたいなのは相変わらずです。進歩ないです。

215 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/15 01:08 ID:???
お疲れさま

216 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/17 21:44 ID:???
お前ら!
ネタもない事だし、今年ギャルゲ板に貼られたSSでよかった作品を出しあいませんか?
このスレに限らず今年ギャルゲ板で発表された作品ならどれでもOKって事で。

217 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/18 08:00 ID:???
そういうのもいいかも。葉鍵板SSでは過去こういう良スレがあったよ。

・葉鍵板からSSを発掘するスレ
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1015/10159/1015942550.html

218 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/19 00:30 ID:???
優劣をつけることを目的としないのなら賛成

219 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/19 21:04 ID:???
いい作品を発掘するっていうのも面白いかも。

>218
同意。

220 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/24 00:42 ID:???
だれか早速・・・

221 :名無しくん、、、好きです。。。:02/12/30 01:39 ID:???
閑古鳥だな

222 :はっぴぃのじじょう(1):03/01/01 00:19 ID:???
 その日、寿美幸はご機嫌ナナメだった。
 と言っても、正月早々、買ったばかりのぞうりの鼻緒がいきなり切れてしまったとか、
初詣に出かける途中で3回も犬に追いかけられたとか、屋根の上に残っていた雪がどさどさ
落ちてきて生き埋めになりかけたとか、さいせん箱の前で500円玉が後頭部に直撃した
とか、そういう――いや、それもあるのだが――理由ではない。
 彼女の不機嫌の原因は、もっぱら彼の前を歩く少年にあった。
(……手ぶら、だよねぇ)
 美幸は、今日ちょうど10回目の確認の結果を、心の中だけでつぶやいた。何度見ても
少年の後姿は同じ、手には何も下げていないし、特にふところが膨らんでいるような様子
もない。
(やっぱ、忘れちゃってるのかな〜……)
 忘れられる事には慣れていた。年末年始の忙しい時だし、学校の友達は冬休みだ。たまに
遊びにくる親戚は、お年玉こそくれるものの、それにまで気付いてくれる事はまれと言えた。
 それでも、彼だけは特別だと思っていた。思っていたのに――。
「どうしたの、寿さん?」
 ふと気付くと、前を歩く少年がふりかえり、気遣わしげな表情を浮かべている。
 考え事をしながら歩いていたせいか、いつの間にか二人の間には少しの距離が開いていた。
「は、はにゃ〜、なんでもない、なんでもないよ〜」
 忘れてしまったものは仕方ない、いっしょに初詣に来れただけでもラッキーと思わなくて
は……美幸はそう思い直す事にした。
「で、次はどこ行くんだっけ〜」
「うん、おみくじ引こうと思ってさ。いっしょに引かない?」
(あ、やっぱり……)
 美幸は内心げんなりした。今まで、おみくじにはロクな思い出がない。小さい頃のたった
一回を除いて。
「え〜と、美幸は、無理にやらなくてもいいかな〜、な〜んて……」
「そう言わずにさ、ほら、行こうよ!」
「はにゃ!? ちょ、ちょっと待って〜!」
 強引に手をとって歩き出す少年に、美幸はなかば引きずられるようについて行くのだった。

223 :はっぴぃのじじょう(2):03/01/01 00:19 ID:???
 目の前の木の筒とにらめっこする事、約30秒。
 えいっ、とばかりに振ったそれから出てきた棒の番号は、いかにも縁起の悪そうな13番
だった。
「何番だった?」
 少年が無邪気に聞いてくる。一瞬、ひとつずらして答えようかと思ってしまう美幸だった
が、それでもっと悪いのを引き当ててしまったら洒落にならない気がする。結局、正直に
答える事にした。
 少年が、美幸の番号と自分の番号を巫女装束の女性に告げると、巫女は手馴れたしぐさで
小さな紙片を取り出してくる。それが少年を経て自分の手の中に収まるまでの時間が、美幸
には妙に短く感じられた。
(まぁ、悪いのにはなれっこだし〜、今更……だよねぇ)
 自分の感情を、あきらめというオブラートに包んだまま、少女は折りたたまれた紙片を
ほどいた。その中身を目にする――。
「どうだった、寿さん?」
 そう少年に聞かれた次の瞬間、少女の体からふっと力が抜けた。
「うわぁっ! こっ、寿さんしっかりしてー!」
 少年の叫びが妙に遠くに聞こえた気がした。美幸は、夢の領域に落ちていこうとする
意識を、どうにか繋ぎ止めた。

224 :はっぴぃのじじょう(3):03/01/01 00:20 ID:???
「は、はにゃ〜……だいじょび、だいじょび……」
「そ、そう、良かった……でもどうしたの、いきなり?」
「あ〜、ちょっとびっくりしちゃっただけ〜。だってさ〜、ほら……」
 美幸が差し出したおみくじを、少年は確かめた。
 小吉。
「……小吉で、気絶するほどびっくりしちゃったの……?」
「だって〜、美幸『吉』ってついてるおみくじひくの、今までの人生で1回しかなかった
んだよ〜! ……やっぱり、なんかの間違いじゃないかな〜?」
「そ、そんな事ないって! きっと運勢が上向きになってきた証拠だよ、うん」
 なぜか視線をそらして答える少年だったが。
「あ、そうそう、それとさ……ちょっと待ってて」
 何かを思い出したように、少年は神社の建物の裏へ走り出す。そして戻ってきた時、
彼の手の中には小さな包みがあった。
「え、それって……」
 美幸は、大きな目をさらに大きくして、少年と包みを交互にみつめる。少年は少し照れた
仕草で、包みを美幸に差し出した。
「驚かせようと思ってさ、昨日からあそこに隠しておいたんだ。……誕生日、おめでとう」
 少しの沈黙があった。
 美幸の瞳から、ふと一粒の涙がこぼれて……次の瞬間、爆発した。
「うわぁぁぁぁーん!!」
 美幸に飛びつかれて、少年は少しよろめきつつも、彼女の小柄な体を受け止めた。
「うわっ、ちょっと、寿さん!?」
「嬉しいよぉ〜〜〜!! 美幸、最高にハッピーだよぉ〜〜〜!!」
 泣きじゃくる美幸に抱きつかれたまま、少年は動く事もできず、ただ赤面してぽりぽりと
頭を掻く事しかできなかった。
 大勢の初詣客が、好奇の目を向けながら通り過ぎて行く中、少年と少女は、いつまでも
そうやって立ちつくしていた――。

225 :はっぴぃのじじょう(4):03/01/01 00:21 ID:???
 その日の夜。
 こたつでTVを見ていた少年を、唐突にチャイムが呼び出した。
「よっ、あけましておめでとさん、色男っ!」
 玄関口で待っていた女性は、少年の顔を見るや、開口一番そう言った。
「茶化さないでくださいよ、舞佳さん……。でも、協力ありがとうございます」
「なぁに、どういたしましてよん、少年の頼みとあっちゃね。で、こっちは少年に渡して
おこうと思ってさ」
 先刻の巫女装束を脱ぎ捨て、カジュアルな私服に着替えた女性――九段下舞佳は、言い
ながらひとつの紙片を少年の前に取り出した。
「あ、それってもしかして」
「そう、すり替える前の、ホントの13番のおみくじ。ま、これの中身を見る限り、すり
替え作戦は結果的に正解だったみたいね」
「……やっぱり、そうですか……」
 少年の顔が暗くなった。
「ねぇ、舞佳さん……不公平だと思いませんか? どうして寿さんだけがこんな目に……
彼女はいつも元気にがんばってるっていうのに……」
 ほぞを噛む少年に、舞佳は意味ありげな微笑を向けた。
「あわてないの。ちゃんと中身をみてごらん?」
 そう言われて少年はおみくじを開いた。そして――
「ね? 小吉であの調子だもの、そんなの見せちゃ心臓が止まりかねないわよん」
 舞佳は少年の手を、おみくじごと包み込むようにそっと握った。
「だからさ、これは今は少年が持っときなさい。いつか、彼女がこんなのメじゃないってな
くらい、幸せになったときまで、さ」
「舞佳さん……」
「もちろん、少年にはその覚悟、できてんでしょ?」
「……はいっ!」
 少年は顔を上げてはっきりと答え、もう一度手の中に視線を落として、おみくじの
文字を確かめた。
『大吉』の字が大きく書かれた、そのおみくじを。
                                       <<FIN>>

226 :缶珈琲:03/01/01 00:25 ID:???
おひさしぶりの缶珈琲です。正月早々、私は何やってんでしょうか(w
>>222-224「はっぴぃのじじょう」ときメモ2より寿美幸、誕生日記念SSです。
…思えば、この話も思いついたの去年の1月だったよーな…(w

このくらいなら回さなくていいよね?

227 :缶珈琲:03/01/01 00:27 ID:???
うげリンク間違えた。>>222-225ですね。
まぁ中島みゆき(あ、こっちもみゆきだ)も歌詞を間違えたしって事で。風の中のすぅっばる〜♪

228 : ◆8iKAORIr62 :03/01/01 02:03 ID:???
>>226
SS執筆、御疲れ様です。(´∀`)
小吉で気絶できるゆっきーは人一倍、幸福の有りがたみが分かるんでしょうね。
新年早々、いいものを拝ませて頂きました。ありがとうございます。

229 :ゆっき〜 ◆fni2MIYUKI :03/01/01 02:56 ID:???
缶珈琲ぴょん〜、あけおめ&SSうp乙カレーだよ〜!!
美幸のお話なんだね〜。感動したんだよ〜!
全然関係ないけど〜、缶珈琲ぴょんも〜、中島ゆっき〜の紅白見てたんだね〜。
美幸も見てたよ〜!

230 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/03 01:37 ID:???
ご苦労様〜

231 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/06 01:04 ID:iye3tO6n
たまには上げさせてもらいます。

232 :ゾリンヴァ ◆i3srl4VmZs :03/01/06 21:27 ID:AkQzxR9E
希望(しあわせ)をその手に掬い取れ。

幸福(しあわせ)とは乾いた砂丘を形作るその小さな黄金色の一粒。

ゆっくりと、ゆっくりとその手に掬い取れ。

欲を出せば砂は掌から零れ落ち、

忽ち風の前に塵へと帰る。

欲張るな。

幸福とは風に浚われた岩くれの欠片。

欲張るな。

あなたの掌に、そっと優しく掬い上げて。

●卍●ゾリンヴァデス●卍●


233 :ゾリンヴァ ◆i3srl4VmZs :03/01/06 21:27 ID:AkQzxR9E
夜明け前の海。

硯で墨をすったような海面に顔だけを出して
わたしはぷかぷかと浮いていた。

夏の終わりの朝ぼらけ。

海の体温が風に心地良かった。

別にそうしたかったわけではない。

寧ろ何もしたくなかったと言うべきだろう。

ただ、頭の中を空っぽにしたかった。
狂おしいほどに。

わたしが狂ってしまったのには、そうした理由があったのだろう。

●卍●ゾリンヴァデス●卍●


234 :ゾリンヴァ ◆i3srl4VmZs :03/01/06 21:27 ID:AkQzxR9E
 父サン 母サン  チェルシー   マクゴガナル先生

                 ミルキーチャン   まりあサン
おどぅサン     
               YO         クロンさん

ドンドン  ドコドン  ドンドコドン     二級天使     
                                      囚人
         二万マイル

ARIGATO!!!!!!!!!!!!!!!!!!         ミンナ     アリガ

ト!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

235 :ゾリンヴァ ◆i3srl4VmZs :03/01/06 21:28 ID:AkQzxR9E
うおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!
いくぞおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!


           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           ギャルゲーキャラ!!!!!!!!!!
           武蔵丸!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           クメール凧!!!!!!!!!!
           ゾリンヴァ!!!!!!!!!!

236 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/06 21:36 ID:???
lkrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrriiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii

237 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/08 16:16 ID:???


238 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/09 09:09 ID:???
保全

239 :山崎渉:03/01/09 09:42 ID:???
(^^)

240 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/09 18:00 ID:???
ゆきやこんこん あられやこんこん
ふってもふっても まだふりやまぬ
ひかりはよろこび にわかけまわり
ことこはこたつで まるくなる

241 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/09 23:22 ID:???
上げ

242 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/13 07:23 ID:???
>>226
今更に読み終えました。
とはいえ他の方の感想を先に読んじゃってた訳ですけども…大失敗。
で、オチ(?)が効いてて好きです。あぁもうそんなに畳み掛けられたら
嫌でも暖かくなるじゃないか、ってな感じでしょうか(w
こういうノリが缶珈琲氏の強味だなぁと改めで思う次第です。
…とか書いてると際限なくなるのでここまでにしておきます。
お疲れ様でした。

243 :ことこはこたつでまるくなる‐前編-1:03/01/14 22:57 ID:???
こんにちは。初めましてかしら?私は水無月琴子。
六月の水無月に、楽器の琴で琴子。ひびきの高校の二年生よ。
好きな物は和風な物。嫌いな物はカレーと冬。だって、冬って寒いじゃない?
苦手なのよ、寒いのって。あ、でも……そう言えば前にこんな事があったのよ。
ちょっと長くなるけれど、聞いてくれる?

「こーとこっ!」
元気がよすぎる位の声で声を掛けてきたのは光。中学に入ってからの私の友人。
めんどくさがりの私と違って、部活は陸上部。誰にでも好かれる明るい性格。
髪もロングの私とは対照的なショート。でも何故か気があって今では一番の友人。
「わたし今から部活なんだぁ!って何?そのおっきいの」
この寒いのによく自分から外に出て走るわね、と言おうと思ったけれど、
それよりも私が持っている、およそ学校内で(しかも女子生徒が)持ち運んでいるには
不似合いなモノの説明をしないといけなそうだった。もっとも、
「こたつよ」
めんどくさいから、説明は省略したけど。
「なんでこたつなんか学校にあるの?」
……やっぱり説明はしなきゃダメみたいね。
「なんでって、寒いからよ?ホラ、うちの茶道部も三年生が引退して、
私が部長になったじゃない?だから部長権限で、部費で買ったのよ。私、寒いのって嫌いなのよね」
「あははっ!琴子らしいね!」
光は楽しそうにいった。他の人なら顔をひきつらせてるのに。でも私も少し、笑った。
「手伝おうか?」
「いいわよ。それより、部活に行くんでしょう?遅れちゃうわよ?廊下は走っちゃダメなのよ?」
「あははっ!そっか。それもそうだね。じゃ、今度私も遊びに行くね!がんばってね!」
そう言って光は私の忠告を無視して、廊下を元気よく走って行った。
「まったく……。さて、私も行かなきゃね」
私も茶道部の教室へ向かう。ちょっと、廊下は寒い。
それはそうね。先月14歳になったばかりの――中学二年の一月だったもの。

244 :ことこはこたつでまるくなる‐前編-2:03/01/14 23:14 ID:???
「……猫?」
何故か教室に、猫。というか、茶道部室に猫が一匹。
「ちょっと……どこから入り込んだのよ」
とりあえずこたつを置く。私の学校の茶道部には、茶室なんて立派な物はなく、
教室に畳を敷いて、その上で部活をやっている。その畳の上に、猫が一匹。
「部活の邪魔なんだけど……困ったわね」
と、言っても今ここにいる部員は私一人なんだけど。今日は部活はお休み。
私もこたつが届いたから、運んできただけ。少し考えた後、
「先生に見つからなければ、ここにいてもいいかもね」
……正直めんどくさかっただけだけど。そう言ってこたつのセットをしてみる。
「あら、いい感じじゃない」
寒かったし、少し暖まっていく事にした。猫もこたつの上で丸くなり始める。
「どうせなら、中に入ればいいじゃない。暖かいわよ?」
でも猫はめんどくさそうに目をつぶるだけだった。まるで私みたい。
「ちょっと、そんな人生の送り方でどうするのよ。もっと、人生の目標を持って
何か熱中できるものを見つけなさい?まだ若いんでしょう?」
猫に説教。何だか愛着が沸いてしまったみたいね。
「じゃあ、あなたが前向きな姿勢を持つようにいい名前を付けてあげるわ。
『ひかり』。いい名前でしょ?わかったわね?ひかり」
猫に自分の友人の名前を付ける自分のセンスは置いておいて、
彼女(多分ね)は心地良さそうに眠っていた。しばらく眺めていたら、
「ふぁ……」
余りのこたつの気持ち良さに私も眠ってしまった。
だって、しょうがないわよ、コレは。朝布団から出られないのと同じよ。あと、五分……

ガバッ!!!!

起きた時はもう、真っ暗。六時を過ぎていた。『ひかり』ももういない。
「……所詮、猫なのね」
ブツクサ言いながらこたつをしまう。
「さて、急いで帰らなきゃね」
そしてゆっくり、学校を出た。

245 :ことこはこたつでまるくなる‐前編-3:03/01/14 23:35 ID:???
その帰り道。ふと、途中の雑貨屋の店先に目が留まった。
「あら、いい色じゃない」
薄い、紺の湯のみ。柄も悪くない。値段は……1200円。微妙なところね。
「むむむ……」
しばらく考えた後、「限定品」の文字が目に入る。何よそれ。卑怯じゃない。
「すいません、あの湯のみをお願いします」
卑怯に負けたけど。
「はい、ありがとうございます」
店員の態度もいいじゃない。ふふ、気に入ったわ。今度からひいきにさせてもらうわね。
そう思った直後、自分の失態に気付く。
「あら?サ、サイフ……おかしいわね」
鞄の中を探したけれど見つからない。そうよ、昨日入れ忘れたんだわ。
「こちらでよろし……」
「このお店はっ!」
同時だった。店員は驚いて、文字通り三歩下がった。
「何時まで営業しているのかしら?」
「は、8時までです……」
二歩進んで彼女が答える。八時……ギリギリね。
ああ、もう何で手に入らないとわかると、どうしても欲しくなるのかしら!?
「すみません、また来ますから!」
そう言って、家まで走り出す。見てらっしゃい。水無月琴子の本気を見せてあげるわ。
家に帰って即、部屋に駆け込む。普段の私にはありえない剣幕に、母親も驚いていた。
そして、ありえないスピードでとってかえす。ゼェゼェ、ハァハァ……こういう時だけ自転車があるといいなと思う。
時間は七時五十五分。まだ店の明かりは消えてなかった。良かった、私の為に待っていてくれたのね。
今度から、私が上客になるまで通ってあげるわ。
「す、すいません、さっきの……」
何とか笑顔で息を整える。今は笑顔を作るので、やっと。良かったさっきの店員だわ。
「あ、すいません……つい、さっき売れてしまったんです」

ガ―――――――ン!!

笑顔のまま、膝を付いてしまった。水無月琴子、一生の不覚よ。

246 :ことこはこたつでまるくなる‐前編-4:03/01/14 23:46 ID:???
「ええと、在庫は無いのかしら?」
おもわず、普段の口調。でも、
「はぁ……あいにく、ただ今当店には……」
ちょっと、どういう事よ。客の期待に答えられないなんて、おかしいんじゃないの?
お客様は神様じゃない、おぼえてらっしゃい。二度と来ないわこんな店……なんて考えていると
「他の店に在庫が無いか、確かめてみますね」
よっぽど見かねたのか、営業時間が過ぎているのに電話をしてくれた。
「ええ……はい、あ、じゃあお願いします……」
柄にも無くドキドキしてしまう。ど、どうなの?どうなのよ!?

カチャ

「お客様、同じものと色違いが残ってるそうですけど、どうします?」
「ほんとう!?」
思いがけず大きい声が出てしまった。二人しかいない店内によく響く。でも、
「良かったですね」
二人ではしゃいでしまった。こういうのも悪くないかもね。
そしてお礼を言って、店を出た。届くのは一週間後。その日の帰りは寒かったのに、私は上機嫌だった。

                                          <つづく>

247 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/15 00:01 ID:???
ハジメマシテ〜。えっと、初書きさせていただきます。
前スレにも、こたつで琴子ネタがあったり、
他でも色々やってんだろうなとかあるんですが書いちゃった後なんで後の祭り。
ときめきメモリアル2から、水無月琴子SSです。

ってのも、222-225の缶珈琲氏のSSを読ませて頂いて、なんか、こう、刺激されてしまいまして。
で、ネタを探してたら、240さんの書き込みを見て、これだーみたいな。んで、後の祭りだわっしょいみたいな。

それでも一応、続くんで最後まで見て頂けたら幸いです。
今回、ど素人なんでテキストエディターの使い方わからないんで使ってません。ほんとすいません。
なんで、回しもしませんでした。マズイんかなー……。んでわ、また。

248 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/15 01:03 ID:???


249 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/16 18:11 ID:???
>>247、お疲れ。
続きを楽しみに待ってるわよん。

250 :ことこはこたつでまるくなる−後編-1:03/01/16 22:05 ID:???
「こーとこっ!」
次の日の朝、光が元気良く声をかけて来た。
「あら、おはよう光」
「あれ?今日の琴子、なんか嬉しそうだね」
ちょっと嬉しい事があったのよ。そう思ったら自然に顔もほころぶでしょう?なんて思ってたら光が残念そうに
「ふーん。何だかちょっと先を越されちゃったって感じだなぁ」
そう言って両手を腰に当てた。
「先?」
思い当たるふしが無いので首をかしげると
「コレさ、昨日見つけたんだけど絶対琴子が気に入ってくれると思ってさ!
お年玉貰ったばかりだし、思わず買っちゃったんだぁ」
光はそう言ってやや小さめの紙包みを私に差し出す。中を開けてみると、
「これ…!」
昨日の湯のみが入っていた。
「ま、普段から琴子にはお世話になってるしね。気に入ってくれるかな?」
「いきなりこんなの受け取れないわよ」
「あれ?気に入らなかった?」
光が残念そうに言う。
「そ、そうじゃなくて!」
「じゃ、気に入ってくれたんだぁ!」
今度は顔が明るくなる。もうこれは何を言っても無駄ね。
「…ありがとう。その代わり、今度お礼させてもらうから覚悟しなさいよ」
そう言って二人で笑う。来週覚えてなさい。すごく驚かせてあげるから。
また楽しみが増えて、嬉しかった。同じ物を渡したら光はどんな顔をするかしら。
光の方を向くと、光は別の物に気をとられていた。
「あ、猫だ」
「あら、ひかりじゃない」
光が驚いてこっちを向く。
「この子、昨日から茶道部員なのよ。名前は『ひかり』いい名前でしょ?」
そう言うと
「もぉー!友人を猫扱いしちゃダメだぞっ!」
先に行こうとした私を追いかけてきた。

251 :ことこはこたつでまるくなる−後編-2:03/01/16 22:10 ID:???
それから一週間後。
「さて、どうしようかしら?」
今日の放課後、光の部活が終わったら一緒に雑貨屋に行こう。そう思ったけれど、今日は水曜日。茶道部はお休み。
「一回帰ろうかしら」
そう思っているとまた教室に猫。いや、茶道部室にひかりかな。
「ちょっと付き合ってよね?」
そう言ってこたつを出す。例によって、ひかりはこたつの上で丸くなる。
私も湯のみにお茶を入れて、こたつに入る。ふと、ウトウトとまどろむ。そして――
ガシャン!!
その音で目を覚ます。いや、覚まされた、が正解ね。
そして瞬間的に状況を想定する。結果が違う事を願ったけど――目で確認できた結果はやはり最悪の結果だった。
「何てことするのよ!」
ひかりに向かって怒鳴りつける。ひかりはキョトンとした顔。
湯のみは畳の上ではなく、教室のそのままの床に跳んでいた。湯のみはもちろん、割れていた。
「あぁもう、光がせっかく…何やってんのよ!」
自分が情けなかった。しばらく頭をかかえた後、
「光に謝らなきゃ」
まず、そう思った。ひかりはキョトンとした顔。思わずカッとした。
「ちょっとアンタのせいでしょう!?少しは責任…」
そこまで言ってふと気が付いた。同じ物が今日入るんだったわ。だって、私のせいじゃないのに謝るのって、おかしくない?
――黙ってればいいじゃない。
だって、光はこの事を知らない訳だし、光が悲しむよりは、何事も無かった事にした方がいいんじゃない?
かけらを拾いながら、そう考えた。だって、私のせいじゃなくて、ひかりが――
「ニャー」
初めてひかりが声を出した。ビクッとしてひかりの方を見る。ひかりの金色の目と目が合った。
いつもはめんどくさそうに目を閉じているひかり。でも今日は前を――私を見ていた。そしてずっとそのまま。私もひかりを見つめていた。
「…………」
ひかりはまだ目を反らしてくれない。まばたきもしない。
「…………」
「止めてよ」。そう思った。勝手に目から涙が出てくる。
「ごめんなさい……」
気づいたら、手で顔を覆っていた。

252 :ことこはこたつでまるくなる−後編-3:03/01/16 22:12 ID:???
ひかりは悪くない。光だってもちろん悪くない。なのに私は、
ひかりのせいにして光の気持ちに嘘をつこうとした。今まで何の為に茶道部なんかやってたの?
自分で自分が許せなかった。
「ごめんなさい」
目の前のひかりかここにはいない光にかはわからないけれど心からそう思った。だから、声に出していた。
「ナー」
また、ひかりが鳴いた。気づくと彼女はもう目を伏せている。
「ひかり?」
けれどもう、ひかりはめんどくさそうに眠るだけだった。
「許してくれるの?」
でももう答えない。その代わりにしっぽが少し揺れた気がした。
「そうよね、私、光に謝らなきゃ」
もう大丈夫。立ち上がって準備をする。でも顔があんまり情けないから、顔を洗って気持ちを入れ替えた。
「後悔なんてしたくない」なんて最近よく聞くけれど、するわよ。人間なんだから。
でも反省できないよりはマシでしょ?そうして次があるんじゃない。そう思った。
「じゃ、行ってくるわね。後片付けは任せたわよ?」
コンセントだけ抜いて、片付けはにわか茶道部員に任せておいた。
あーあ、せっかく先生受け良かったのに、台無しだわ。そんな事を考えながらあの店に向かった。

最初、光に先に謝ろうとした。けれど、光に渡すつもりだったんだもの。
全部話して、光に受け取ってもらわないと気が済まない。そう思ってお店に向かった。
今度は財布も大丈夫。確認してからレジに向かう。
「いらっしゃいませ。あ、この間の…」
「届いてますか?」
「はい、届いてますよ」
そう言って取り出す。同じ物だけどひかりの物だと思うと別の物に見えた。
「贈り物用に、包装してもらえますか?」
そして学校に戻った。光に謝りに。

253 :ことこはこたつでまるくなる−後編-4:03/01/16 22:15 ID:???
そして、次の日。結局、光は学校から帰ってしまった後だった。家まで行こうかと思ったけど、少し考えて止めておいた。
「こーとこっ!」
光が元気良く声をかけてくる。
「光、実は先週貰った湯のみなんだけど」
「うん?」
光がキョトンとする。
「実は私の不注意で壊しちゃったのよ。ごめんなさいね」
そう言って頭を下げた。光は
「そうなんだぁ…。残念だったね。でもありがとう、ちゃんと謝ってくれて。よし、許してあげるね!」
そう言ってくれた。なんだかこういう時光は私の事わかってくれてる気がする。
それは光に甘えすぎかな。そう思いながら包みを取り出す…
「じゃあ、わたしから残念賞」
…前に、光が私に包みを差し出す。…何よ、これ。
「開けていいよ?」
何かしら。でもこの大きさってひょっとして
「これ、」思った通りあの湯のみだった。ただ、色違いの。
「私も琴子と同じの欲しいな、って思って買っちゃったんだぁ!でもかわいそうな琴子にプレゼントしてあげるね」
思わず笑いが出てしまった。普段のわたしなら、余計な事しなくていいの。って言うんだろうけれど
「そうね。じゃあ私も、私にあげてしまって、かわいそうな光に贈り物してあげるわ」
そう言って包みを渡す。光はそれを見てビックリした後、笑ってくれた。
「でも光に二度も払わせちゃったわね」
「ううん、いいよ!…でもせっかくだし、今度おごってもらっちゃおうかな?」
「そうね、じゃああんみつなんていかが?」
「アンコ・ド・カンテーヌかぁ。うん、ごちそうになります!」
「何よそのフランス語は。あんみつよ」
そこまで言ってチャイムが鳴った。急いで二人で駆け出す。
そして、またいつもの日常に戻った。中学二年の一月に――

ま、そんな事もあったのよ。中学校時代の思い出。何でこんな事話しちゃったのかしら。
普通わざわざ自分から恥なんて晒すものじゃないわよね。でも、今度またお話しましょう?光も呼んで――ね?

                                 <おわり>

254 :回しますん:03/01/16 22:16 ID:???
と、いうわけで後編です。

255 :回しますん:03/01/16 22:17 ID:???
なんか改行にひっかかりまくって

256 :回しますん:03/01/16 22:17 ID:???
一部ボロボロです

257 :回しますん:03/01/16 22:18 ID:???
削ったり、効果狙って改行したのを

258 :回しますん:03/01/16 22:19 ID:???
一行にまとめたりで

259 :回しますん:03/01/16 22:20 ID:???
でも読んで一部分でも気に入って頂けると

260 :回しますん:03/01/16 22:21 ID:???
幸いです

261 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/16 22:25 ID:???
もういいかな?
今回はやる気をあたえてくだすった缶珈琲氏と
ネタをあたえてくだすった240さんと場所を提供してくれてる1さんに感謝感激あべ静江。
また、次の作品も読んで頂けたらと思います。でわ、股♪

262 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/17 00:50 ID:???
乙カレー

263 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/17 07:20 ID:???
乙。琴子は萌えキャラじゃないんだけど、読んでて楽しかったYO!
自作に期待。

264 :缶珈琲:03/01/19 00:07 ID:???
>>261さん
お疲れ様でした。
琴子って、なかなかややこしい感情の持ち主で、個人的には書くのが難しい
キャラの一人なんですけど、これは彼女の心情がうまく表現されていて、
すごいな、と思いました。よければ、また次回作を期待してますね。
あと、私の作品に刺激を受けたってのはちと照れくさいですが(w ありがとうございました。

遅くなりましたが、拙作に感想を下さった皆さん、ありがとうございました。
大変励みになりますです。

まぁ228から242まで自作自演なんだがな。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_`  )  ゾリンヴァもかよ、兄者。
     ( ´_ゝ`) /   ⌒i
    /   \     | |
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
  __(__ニつ/  FMV  / .| .|____
      \/____/ (u ⊃

…いや冗談ですって。 ではまた。

265 :浮上:03/01/21 00:39 ID:???
浮上

266 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/27 16:57 ID:???
閑古鳥上げ

267 :山崎渉:03/01/27 18:47 ID:???
(*^^*)

268 :今回は、慟哭そしてのSSです。:03/01/29 22:44 ID:???
俺は、気絶した梨代を抱きかかえると、足音を立てないようにして階段を上った。
あんなものを間近で見てしまっては、梨代が倒れてしまうのも無理はない。
・・・梨代と俺が見たもの。
それは、ついさっきまで物静かな笑みを浮かべていた少女のなきがらだった。
まばたきもせず、にこりともしない魂のぬけがらは、
見た物を恐怖に至らしめるだけの絶望感を十分に与えてくれた。
俺自身、胸の中で何かが逆流するのを必死にこらえている。
そのせいか、一歩一歩歩くごとに息が切れる。
梨代を介抱したい一身で、俺はあの部屋へ向かって歩きつづけた。
「開かずの間」
間抜けな落書きがかかれたドアを、俺はそっと開けた。
ちょっとの間とはいえ、片手で女の子一人を抱えるのは堪える。
半開きになったドアを足で無理に押し広げ、
目の前のとベッドにそっと寝かせた。
梨代のとなりに腰掛けてそっと手を握ると、冷たい感触が感覚を刺激する。
不安になった俺は、思わず梨代の手を両手で握り締めた。

269 :今回は、慟哭そしてのSSです。:03/01/29 22:45 ID:???
10分、いや、もっと経過したかもしれない。
梨代が再び現実の世界に戻ってきてくれたのは。
「大丈夫かい。」
と俺は言う。
梨代の不安をできるだけ取り除きたい一心で。
一瞬間を置いて、「ここは」
と梨代が弱々しい声で聞き返してくれた。
「さっき梨代がいた部屋だ。しばらくここで休むといい」
梨代は自分の周りの状況がようやく変わっていることに気づいてくれたらしく、
「ありがとう」と一言いうと、上体を起こして俺の顔を見る
「こわい・・・こわいの。私たち、どうすればいい?」
梨代はまだ完全にショックから立ち直れないようだ。
まあこんな状況で立ち直れというのが無理だけど。
「今はへたに動き回らないほうがいいとおもう。
だれがあんなことをしたのか分からない状況でうごくのは危険だよ。ちょっと梨代、立てる?」
そう言って俺は、梨代が横になっていたときに考えていたことを試みた。
まだ足取りがぎこちない梨代をベッドの横に立たせると、俺は渾身の力をこめてベットを動かした。
そう、ドアのところにこいつを置いて、文字通り「開かずの間」にしてしまおうという計画だ。
これだけの重量があれば、俺のささやかな野望は達成されたも同然だ。
「梨代、これでしばらくは誰も入ってこれないよ。まあ、ベッドに腰掛けてしばらく落ち着こうよ。」
俺は梨代の肩に手をまわすと、梨代とベッドに向かった。
偶然思い出した、梨代と2人3脚をしたときのことを考えながら。


270 :今回は、慟哭そしてのSSです。:03/01/29 22:46 ID:???
2人ベッドに腰掛けると、不意に梨代が口を開いた。
「優しいんだね。私なんか、千砂さんになんにもしてあげられなかったのに。」
梨代らしいせりふだ。
「そんなことないさ。そうやって他人を思いやることができるの、一番梨代らしいと思う」
無意識のうちに、そんな言葉が口をついて出た。
「あなたのそんなとこ、ぜんぜん変わってないよね。
・・・わたし、あなたのそういうところ、昔から・・・好きだった。」
突然の展開に、俺はさすがに返す言葉がなかった。梨代は続ける。
「みんなのためにこんなに必死になってるような人とわたしみたいな女の子じゃ、つりあわないよね。
だからこれ以上言うのは恥ずかしいけど・・・好き。」
正直、驚いていた。梨代が、俺のことをそんなふうに想ってくれていたなんて。
同時に、そういわれて、すごく意識してしまった。
なぜもっと梨代の気持ちに気づかなかったんだろう?
嫌いだったから?・・・違う。
・・・怖かったんだ。梨代との関係が壊れてしまうことを。
でも、梨代がそんなちっぽけな垣根を、壊してくれた。
だから、俺自身も梨代に答えを出さないといけないんだ。
俺は、口を開いた。
「俺なんかで、後悔しなければ・・・」
「後悔なんて、・・・しない。」
俺は、梨代の方をそっと抱き寄せた。


271 :ボケコニアン:03/01/29 22:50 ID:???
268から270、書いてみました。
暗がりで、密室で、しかもベットが有って、そこには一組のカップルが・・・
続きはあした上げます。どんな展開になるか?これ以上書くのはヤボというもの。
以前ちょいと書いたやつは・・・
仕事の休み時間をぬって紙に書き留めていたのがなくなって
テキストを思い出せません。
クリスマスに全部掲載する予定だったのに。・・・

272 :昨日の後半部分です:03/01/30 22:54 ID:???
ほんの少し、時間が止まったような感覚に襲われた。
沈黙のしたままの、俺と梨代。
この外で、何が起きているか・・・
一切の物音が聞こえない中で、それを予測するのは不可能だった。
でも、あでやかなタッチで音を奏でる梨代にとって、音のない空間は不満だったらしく、
「ねえ、私たち、どうなるのかな。」
と、ひと時の静寂を消し去って、話しかけてきた。
「分からないさ。でも、二人無事で帰りたい、と思ってはいる」
「ありがとう。でも・・・」
梨代は、心配そうにつぶやいた。そして、付け足す。
「でも、もし、千砂さんみたいになったら・・・」
俺は言葉に詰まった。少しの間、梨代の嫌いな静寂が訪れる。
「ご、ごめんなさい。ばかなこと言って。でも、せっかく想いが通じたのに、
はなればなれに、なりたくなかったから・・・」
「大丈夫だよ。どんなことがあっても、梨代は俺が・・・」
と言いかけたところで、梨代が言葉をはさんだ。
「約束して。二人でここから出るって。」
うかつだった。俺にもしものことがあれば、梨代の想いは水のあわなんだ。
「分かった。約束するよ。」
俺は、力強くそう答えた。

273 :昨日の後半部分です:03/01/30 22:55 ID:???
俺は、梨代の肩に回していた手をどけて、立ち上がろうとした。
が、梨代が「待って」と静止をかけた。
「さっきは、約束してって言ったけど、私が約束を守れなかったら・・・困るから・・・
だから、私のわがままを聞いて欲しいの。」
「どんなこと?」
「私のすべてを、受け取って」
俺は、その意味がわかるまでに少しばかりの時を要した。
梨代の顔は、もう真っ赤だ。
こんな恥ずかしいことを梨代に言わせてしまったことを、俺は少し情けなく思った。
「俺、梨代のその気持ちを、すべて受け止めたいけど・・・
でも、俺こんなことになるなんて思ってなかったから、・・・その、持ってないよ」
そう、クラスの奴はたいてい所持してたけど、俺には縁のないものだったし、
ふだんそんなものを持ち歩くことはなかった。
「ううん、いいの。あなたになら・・・
それに・・・あなたの赤ちゃんができたら・・・うれしいかな」
梨代にしては、大胆な言葉だ。同時にそれは、俺に対する愛と信頼の裏返しなんだ。
梨代の気持ち、絶対に無駄にはさせない。確固たる意思が、今俺の中で燃え上がった。
そう考えていると、梨代は立ち上がった。

274 :昨日の後半部分です:03/01/30 22:56 ID:???
「こっち、見ないでね」
そう言うと、梨代は何かをしだした。
最初は分からなかったが、ジッパーの音で
梨代が着ているものを脱ぎ始めたことに気づいた。
肌寒いこの部屋で、梨代だけが裸になるのは不公平だと思って、
俺も服を脱いだ。
ぱちんという金具の音がしてまもなく、
とん、とんと足ぶみの音が2回聞こえて、それっきり沈黙した。
おそらく、生まれたままの姿になったのだろう。
梨代は普段、どんな下着を着けているのだろうか。
僕はちらりと下を見た。
・・・上下とも白。予想通りというか、梨代らしい。
「もう、恥ずかしいから、あんまり見ないで」
ばれたようだ。気まずくなって、さっさと服を脱ぐ。

275 :昨日の後半部分です:03/01/30 22:57 ID:???
一糸まとわぬ姿になった俺と梨代は、そっとベッドにもぐりこんだ。
お互いに体を寄せて、互いを受け入れる準備の始まりだ。
どちらが口に出して要求することもなく、俺たちは自然に唇を重ねた。
かすかに感じる梨代の息吹が、くすぐったいような気もする。
時間にして1分くらいたって、唇を離す。
梨代の目は潤んで、今にも壊れてしまうのではというくらい
艶やかだった。
「私、初めてなの。だから・・・乱暴に、しないで」
実は、俺も経験がない。正直に告白する。
「俺も、実は梨代で初めてなんだ。できるだけ、痛くないように、するから」
といってみたものの、俺も漠然としか知らない。
俺は、梨代の胸にそっと手を当てた。手のひらが、梨代の生きているリズムを感じている。
どちらかといえば控えめなサイズだけど、梨代の胸が好きなわけではないので
そんなことは微塵も気にしない。
「あんまり、大きくないよね・・・」
梨代が言う。やっぱり女の子は、こういうことを気にするのだろう。
「そんなことないよ、かわいいよ。」
ありきたりな言葉だけど、そういえば梨代が気にとめなくなる、と思って
そっとささやいた。
そして、今まで感じたことのない感触を、俺はしばらく堪能していた。


276 :昨日の後半部分です:03/01/30 22:57 ID:???
は、次のことに取り掛かることにした。
「梨代、少し足開ける」
「うん・・・」
「梨代の女の子の部分、よくぬらしとかないと痛いと思うんだ。だから・・・」
梨代は無言で、足の力を緩めた。
俺は、そっと手を伸ばし、梨代の花びらに手を触れた。
梨代の顔はまた真っ赤になり、その熱気が伝わってくるようだ。
梨代の花びらを数回なでると、梨代はびくっと体を反応させた。
おそらく、絶頂に達したのだろう。
梨代の目がさっきとは違って、とろんとしている。息も荒い。
少したって、梨代が息をきらせながら、言う。
「わたし、どうなったの?こんなの、初めて・・・」
「大丈夫だよ、イったんだよ」
「なんだか、体が宙にういたような気がして、それっきり・・・」
おそらく、自らを快楽に導くような行為を行った事がないのであろう。
梨代は、恐ろしく敏感だった。俺は、自分をよく慰めるが、とても梨代のようには行かない。
ここまできたら、最後の試練だ・・・
俺は、梨代に改めて同意を求めた。
「梨代、いくよ」
梨代は、無言でうなずいた。

277 :昨日の後半部分です:03/01/30 22:58 ID:???
俺は梨代の上になると、そっとひざをつき、右手で自分のモノを持った。
「梨代、もう少し、足、開けるかな」
梨代は、もう何も言うことができない。羞恥心で答えることができないのだろう。
「痛かったら、ごめん」
半ば強引に、梨代の足を開いた。
改めて見る梨代の女の子の部分は、安っぽい風俗雑誌で見るそれより、
毛が薄く、まだ発達途上であることを思わせた。
そっと、俺はモノをあてがうが、滑ってなかなか入らない。
何回か試して、ようやく先端をあてがうことができた。
あとは、ここからゆっくり進めるだけだ。
俺は、腰に力を入れた。
瞬間、「痛っ」という声とともに、梨代の顔が苦痛にゆがむのが見て取れた。
「やっぱり、やめようか?」俺は言った。さすがに、梨代が痛い顔をするのを見るのは俺も苦痛だ。
「続けて・・・」梨代が言う。
「だって、女の子はみんなこの痛みに耐えるんでしょ。
耐えなくちゃいけないのなら、あなたじゃないと、イヤ」
改めて梨代の俺に対する想いを確認した。
ならば・・・俺も梨代の気持ちに応えないと。
俺は、慎重に、少しずつ先へと進めた。
梨代は、俺に表情を悟らせまいとしているのか、顔をそむける。
俺は、そんな梨代がいとおしくて、そっとほほに口付けをする。
ほほが湿っていた。おそらく、涙をこぼしたのだろう。
それを見て、自分も熱いものがこみ上げてきた。

278 :昨日の後半部分です:03/01/30 22:59 ID:???
何とか半分くらい入ったところで、先端が何かにあたった。
ここからが大仕事だ。さっきよりも、慎重に先を進める。
1センチくらい進めたとき、あんなにきつかった先端が、少しずつ、スムーズに進むようになった。
数瞬して、自分のモノに何かが伝ってくるのを感じる。
・・・梨代と、一線を越えた瞬間だった。
伝ってくるものが、ベッドに小さな花を咲かせる。
結ばれた二人の祝福の証だ。
「梨代、ごめんね、痛かっただろう。もう少しだから」
そういって、俺は腰に再び力を入れた。
あてがっていた右手で、丁寧に梨代の花びらを撫でながら、
腰を少しずつ動かす。
梨代の体が、徐々に緊張していく。
自分でもどれくらい腰を動かしたかは分からなかった。
梨代が再び絶頂の世界へ誘われるのと時を同じくして、
俺も梨代の世界へと向かった。
先ほど咲かせた、深紅の花の横に、
今度は純白の花を咲かせて。

俺たちは、完全に結ばれた。


279 :昨日の後半部分です:03/01/30 23:00 ID:???

自分の服をお互いに着替えながら、俺は考えていた。
このドアの先にな何があるか。それは分からない。
でも、二人の約束と決して壊れることはない、二人の絆。
何があっても、お互い守ってゆけるはずだ。
紅白の花が、その名残をいつまでもとどめるように・・・、



280 :ボケコニアン:03/01/30 23:04 ID:???
二日がかりでやっと書き終えました。
昔と違って暇がないので、なかなかネタが作れなかったのですが、
一年ぶりくらいにウプしました。
タイトルは・・・「脳内補完IN慟哭」
とでもしましょう。
完全なIFストーリです。

では、カキコしないでまっててくださった皆さんに
敬意を称しつつ、寝ます

281 :名無しくん、、、好きです。。。:03/01/31 19:52 ID:???
>ボケコニアン氏
乙カレー

282 :ボケコニアン:03/02/03 20:58 ID:???
回します
個人的にはまわすために書き込むことがないので
回しは好きではないのですが・・・

283 :ボケコニアン:03/02/03 20:58 ID:???
以下、回しです

284 :ボケコニアン:03/02/03 21:00 ID:???
以下、回し

285 :ボケコニアン:03/02/03 21:00 ID:???
回し

286 :ボケコニアン:03/02/03 21:01 ID:???
回します

287 :ボケコニアン:03/02/03 21:03 ID:???
回し

288 :ボケコニアン:03/02/03 21:04 ID:???
まわし

289 :ボケコニアン:03/02/03 21:06 ID:???
これでいいだろうか?
サゲ進行でいけば問題ないけど
アゲ荒らしがきたことのことを考えるとあれなので。

次はどういうの書こうかな?




290 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/03 22:43 ID:???
お疲れサマー

291 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/04 00:36 ID:???
スゲーわざとらしいな。

292 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/06 16:53 ID:???
虹野スパッツスレで変わったSSを発見した。
一風変わってて面白かったんだけど勝手にこっちにのっけちゃまずいんかな?

293 :粘着:03/02/06 19:00 ID:???
許可する。

294 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/06 19:21 ID:???
>>292
もしかして消防のSSの事か?
載せるも何も七十話以上あるんだが。。。
でもああいうのも面白いな。

295 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/13 01:10 ID:???
緊急浮上

296 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/18 00:31 ID:R5BM0Izl
誰か書いてください

297 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/18 08:01 ID:???
普通にネット上を探せばいいだろが。
エロパロ行くという手もある。

298 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/24 02:07 ID:???
hosyu

299 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/26 01:14 ID:???
300


300 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/26 01:16 ID:MSvZDc5S
↑299

300げっと〜。

\(∫)/

301 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:30 ID:???


朝に起床する、というのは誰が決めたんだろう。
目覚めたくない身体を『朝が来た』という理由で無理矢理叩き起こす事に、
僕は前々から疑問を抱いていたんだ…。
疲れたら眠って、目が開いたら起きる……生物はそうして生きて然るべきじゃないか?
「…………君」
だから、いいんだ。
眠いんなら無理に起きなくても。
身体が睡眠を欲しているのなら、その欲求を満たしてあげよう。
「……田君」
ユサユサと、僕の身体が優しく揺すぶられる。
揺らされる心地良さに意識が一瞬跳び、
それは僕を現実へと引き戻す切っ掛けとなった。
「……ん……」
重い瞼を持ち上げると、そこには少しだけ顔をしかめた女性の顔があった。
「時田君」

302 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:30 ID:???

「……あ……真理絵先生」
目の前の先生の顔を確認してようやく、僕の意識がはっきりした。
しかし先生は僕がまだ寝ぼけていると思ったのか、小さく溜息をついて
「もう起きないと遅刻するわ。私がいるのにそういう事するの、感心しないわね」
と言ってから、僕の額に指をコツンと当ててきた。
もそもそとベッドから這い出る僕を見てから、
真理絵先生はキッチンへと向かう。
僕の頭は今日も飛び跳ねているというのに、
先生の短髪は乱れなどなく今日も艶やかな光りを放っている。
紫のネグリジェを纏ったその色っぽい後姿に釣られるように、
僕も先生の後についてテーブルについた。


303 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:31 ID:???

「簡単なもので済ませてしまって御免なさい」
そう言って僕の前に差し出されたのは、トーストの乗った皿とインスタントのコーンスープ。
同じものを用意して、先生も僕の向かいの椅子に座る。
「いえ、充分ですよ……いただきます」
ちら、と先生の方へ目を向けてから、僕はトーストに噛り付いた。
サク、と軽い音がして、香ばしい独特の匂いが鼻腔をくすぐる。
「でも朝はきちんと食べないと、勉強に身が入らないでしょう?」
「ははは……きちんと食べても、勉強に身を入れることは難しいですね」
先生は僕のペースよりいくらかゆっくりと朝食を片していく。
食べ方1つにしてもどこか落ち着いていて、大人の雰囲気を匂わせていた。
「あら……それは駄目ね。学生の本分は…」
「勉強でしょ?先生の言う事は解かってるんですけど、なかなか…」
僕は先生の後を取るように言って、トーストの最後の一切れを口の中に放りこんだ。
それを遂行できている生徒が、クラスに何人いるだろうか。
理想と現実はあまりにもかけ離れすぎている。
そんな僕を見て先生は口許をわずかに緩めると、悪戯っこのような笑みを浮かべて言った。

304 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:32 ID:???

「じゃあ今日の私の授業、当ててあげるから予習しておいてね」
「え?」
「それなら時田君も勉強に身が入るでしょう? 私が緊張感を与えてあげます」
「そ、そんな、いいですよ……わざわざそんな」
僕が少し慌てた様子で言うと、真理絵先生はさらに面白がるように笑いながら、
「遠慮なんてしないで。時田君のためになることよ?」
と、あくまで『僕のためを思って』のことだと主張した。
真理絵先生は化学を教えている。
ことこういう関係になってから、僕も化学の成績は悪くはなくなったんだけど…。
「……せめて、高校生が答えられる質問をお願いします。この前みたいなのはちょっと…」
「ふふふ。あそこで答えられたら格好良かったのにね」
「あんな聞いたこともない単語並べられて、答えられる訳ないじゃないですか…」
あの時のことを思い出すと、今でも手の中に汗が浮いてくる。
まるで見た事のない記号の羅列を見せられてただ立ちすくむだけの僕を笑うクラスメイト達、
それをさっき起こしてくれた時と同じような意地悪な笑みを浮かべて見つめる真理絵先生。
「最近調子良いみたいだったから、少し試してみたのよ」

305 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:33 ID:???

「習ってないものは答えられません。あれじゃイジメですよ…」
真理絵先生は時折僕を困らせては、その表情を楽しんでいるように思えてくる時がある。
ここ最近になって僕も初めて知ったことだが、先生はその大人っぽい外見からは
想像し難い悪戯っ子のような面を持ち合わせていた。
そんな先生が出す難題をいつかクリアしてやろうというのが今の僕のささやかな目標だ。
日常会話から唐突に質問が出されることもあれば、授業中にさらりと出されることもある。
教師というだけあって知識の幅も広い真理絵先生が出す問題は、
まだ高校生の僕のは皆目見当などつかない。
「ふふ、御免なさいね。じゃあ今日はこの間より少しだけ優しい問題にしておくわ」
「………お手柔らかにお願いします」
僕は少し冷めたコーンスープを素早く平らげて席を立つ。
同じ家から登校すると言っても、一緒に行くわけにはいかない。
僕らの関係はまだ誰にも知らせていないのだから。
「じゃあ先に行きますね」
「ええ」

306 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:34 ID:???

玄関に向かおうとする僕に、真理絵先生も付き添う。
こうやって必ず送り迎えしてくれる先生の気遣いは、細かいことだけどとても嬉しい。
「あら……時田君、どこか痛いの? 何だか歩き方がおかしいけど…」
真理絵先生が心配そうに声をかけてきた。
僕の方を不安げに見つめている。
今こうして歩いてみて気づいた事だが、確かに身体が痛い。
「……なんか、腰の辺りが」
そう言って僕が腰を摩ると、先生もその部分に手を当ててきた。
労るように優しくさすってくれるその手からは、
真理絵先生の心配そうな気持ちが流れこんでくるように思えた。
「昨日、頑張りすぎたかな……」
僕の呟きを聞いた真理絵先生は、『仕方ないわね』とでも言いたげに一度溜息を吐いた。
「やっぱり無理してたのね。だから言ったのに……」
「いいんです。若いんだから」
ピシャリと言いきった僕に、先生は笑みを返してきた。
どうやら心配するほどでもないと思ったのか、摩ってくれていた患部から手を離す。

307 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:34 ID:???

「そうね。若いものね」
その言葉にどこか含みを感じたが、深く考えることはしなかった。
靴を履き終わった僕は先生に向き直り、その端麗な顔を見つめる。
「いってらっしゃい」
いつもの落ちついた笑みを浮かべて、真理絵先生が言う。
先生が1番よく見せる、その人柄を表したような温かい笑み。
しかし、先生の口から出た送りだしの言葉に対する答えには
まるでそぐわない言葉が僕の口から飛び出した。
「……あの、今日も来ていいですか?」
「え…?」
それは意図していなかったことだったみたいで、先生は驚きの表情を浮かべている。
それから少しはにかんで、こちらを気遣うように口を開いた。
「私は別に構わないけど……時田君の方は大丈夫なの? ご家族の方が心配してるんじゃない?」
「大丈夫です。今日もアリバイを作ってきますから」
僕の強い口調に真理絵先生は心内を悟ったか、嬉しそうな顔で
「………私の方は、断る理由なんてないわ」
と言ってくれた。



308 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:36 ID:???


朝の登校中、ふいに後ろから声をかけられた。
馴染みのあるその声に僕が振りかえると、爽やかな笑顔と共に
僕を見つめる幼馴染の顔があった。
「おはよう、一也君」
「梨代」
身体の前でカバンを持ち、彼女は僕の隣に並んだ。
緩やかな風が、梨代のシャンプーの香りを僕へ届ける。
「おはよう」
「今日もいい天気だね。風がとっても気持ちいい……」
そう言って目を細める彼女は、とても可愛く見えた。
最近とみに梨代が女らしく見えるのは何故だろう。
彼女の身辺に何かしらの変化があったのか、それとも僕が変わったのか。
「そう言えば昨日、一也君の家に行ったんだけど留守だったね。どこに行ってたの?」
梨代の言葉に僕はわずかに動揺した。
「え、えっと……友達の家に遊びに行ってたんだよ」
「あんな夜遅くに?」

309 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:36 ID:???

梨代が何時頃僕の家に来たのかは解からないが、結構遅い時間だったようで
僕の『遊びに行く』と理由に不審そうな表情を浮かべている。
「うん……き、昨日はそのまま泊まったんだ」
「……」
彼女とは長い付き合いだ。
もしかしたら、僕の嘘を見抜いてしまうかも知れない…。
背中に冷や汗を感じながら、梨代の反応をじっと待つ。
「……そうなんだ。じゃあ間が悪かったんだね」
梨代はそう呟いて、それっきり昨日のことは聞いてこなかった。
僕が話題を振るといつも通り受け答えしてくれたものの、
その表情はどこか落ち着かない様子に見えた。
彼女のそんなわずかな変化が解かる僕と同じく、
梨代も僕のわずかな変化に気がついているかも知れないな。
でも、本当のことは言えない。
それは今の僕らの関係に何らかの変化をもたらすだろうから。
彼女に隠し事はしたくないけど、同じ学校にいる間だけは……
いや、一緒のクラスの間だけは、梨代にも告げることはできないだろう。



310 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:37 ID:???


「よぉ時田、おはよーさん」
今まさに自分の机に着こうとした僕に声をかけてきたのは、顔なじみのクラスメイトだ。
何かと一緒になることが多い彼とは、最近よく話すことが多い。
「おはよう」
自分の席でもないのに、僕の前にどっかと座りこんだ彼がヘンな視線を向けてくる。
「それで、彼女との一夜はどうでしたか一也君?」
予想通り、彼は”いの1番”で聞いて来た。
そう、真理絵先生の家へ泊まるなんて親に言えるはずもない僕は、
昨日は彼の家へ行くと断って出てきたのだ。
しかしそう簡単に事がうまく運ぶはずもなく、彼にはその理由を問われたのだけど…。
「おかげさまで助かったよ。ありがとう」
「おう、感謝しろよ。で、そろそろ教えてくれたっていいんじゃないか? お前の彼女」
机に肘をついて乗り出してきた彼に僕は苦笑いしながら、
「う〜ん……もうちょっと待ってよ。きちんと付き合うようになったら言うからさ…」
と切り返した。それを聞いた彼が怪訝そうな表情を浮かべる。
「きちんとって……なんだよ、もしかしてSFってヤツか?」

311 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:40 ID:???

「そ、そんなんじゃないって!」
卑猥な行為を示す動きを指でしながら聞く彼に、僕は慌てて否定した。
「ふ〜ん……まぁ別にいいけどさ。 いつか紹介しろよ?」
「う、うん……それで、今日もお願いしたいんだけど」
僕がそう言うと、彼は目を大きく見開いた。
その大袈裟な態度に思わず仰け反る。
「………はいはいはいはい。
 今日も明日も明後日でも、俺をダシにして乳繰り合ってくださいな!」
「こ、声が大きい!」
ぎょっとして僕は周りを見まわした。
幸いなことに、クラスの皆には聞こえていなかったようだ。
「この貸しは大きいからな。覚えとけ」
「ごめん、恩に着るよ」
両手を合わせて拝む僕を他所に、面白くなさそうな表情で彼は離れていった。
彼には僕も本当のことを話したいけど……卒業するまで無理だろうな。
先生が相手なんて聞いたら、どんな顔をするか想像もできないよ。



312 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:41 ID:???


時間潰しにブラついていたショッピング街に灯が灯り出した頃、
僕は先生のマンションへと足を向けた。
やや冷たい風が僕にぶつかってきて、すっかり秋めいてきたことを告げていく。
1つ身震いしてから、僕は気持ち早足で街道を後にした。

ピンポーン。

チャイムを押してから数秒、ドアが開けられる。
学校で見たスーツ姿ではなく、普段着に着替えた姿で真理絵先生は僕を迎えてくれた。
「いらっしゃい。どうぞ上がって」
「お邪魔します」
後ろ手にドアを閉めると、温かい空気が僕の身体を包み込んだ。
脱いだ靴を並べて、僕は先生の後についていく。
「外、寒かったでしょう?」
「…少し。もうすっかり秋めいてきましたね」
「本当。季節が変わるのは本当に早いわね……」

313 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:41 ID:???

リビングは程よい温度に調節されていて、僕を心底ホッとさせてくれた。
先生はキッチンに向かって、夕食の用意を始めた。
「御飯、すぐできるから少し待ってて」
「すみません」
僕はテーブルについて先生の後姿を見つめた。
真理絵先生の発達した腰周りに行ってしまう目を慌てて反らし、
僕はつけっぱなしのテレビを見やる。
さして興味の涌かない番組も、この穏やかな雰囲気の空間ではいくらか面白く見えた。


先生の手料理を食べてから、僕はお風呂を先にいただくことになった。
『先に入りなさい』と半ば強制的に浴室へ押しこまれた僕は、
少し熱めのお湯に浸かりながら、さっきの問答を思い出す。
(……まだ一緒に入るのは無理か……)
思いきって真理絵先生を混浴に誘ってみたものの、
『後片付けがあるから…』と言われてしまった。
あれは柔かく断られたんだろう。
身体を合わせることと、一緒にお風呂に入ることはまた別の恥ずかしさがあるのだろうか…。

314 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:42 ID:???

僕がそんなことを考えて入ると、脱衣所から俄に音が聞こえてきた。
布擦れの音、ドア越しに見える成熟した女体のシルエット。
「せ、先生!?」
「………入っていい?」
「えっ!?」
僕の返事を待たずに、浴室のドアが開かれる。
身体の前でタオルを持って、真理絵先生が入ってきた。
手にしたタオルは、女性にしては長身な先生の身体を隠すにはあまりにも丈が短い。
その豊かな胸の膨らみは先の突起を隠すだけで、布地は主に下半身を覆っている。
「やっぱり2人で入るには少し窮屈ね」
明るい浴室の中で見る先生の身体は、また違った魅力で僕を虜にした。
その豊満な乳房、ふっくらとした臀部、先生が動く度に見え隠れするデルタ地帯が
僕の視線を捕らえて離さない。
「……時田君、そんなまじまじと見られると恥ずかしいわ……」
そう言って、真理絵先生は僕から少し身体を背けた。
その恥らう姿が妙に新鮮で、僕の官能をくすぐる。
「す、すみません」

315 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:43 ID:???

僕は真っ赤になって先生から視線を外した。
少し露骨すぎたかな…。
しかし次の瞬間、真理絵先生はいつもの落ちついた声で、
「時田君、背中流してあげるわ」
と言ってきた。気まずくなろうとした場の空気が、先生の一言で救われたような気がする。
僕は言われるままに浴槽から立ちあがり、先生の前にある腰掛けに座った。
ボディブラシを手にして、真理絵先生が控えめに僕の背中を洗い出す。
「ふふ、こんなことするの初めてね」
「……まさか入ってくるなんて思いませんでした」
「え? だってさっき私を誘ったじゃない」
心外そうに真理絵先生が言う。
その答えに、僕自信も戸惑ってしまった。
「いえ、僕はてっきり断られたのかと…」
「私は『先に入りなさい』って言っただけよ? 入らない、なんて言った覚えはないけど」
ク真理絵先生は背中越しに僕の顔を覗きこんで、クスリと笑った。
おそらく僕の顔を見て笑ったんだろう……そんな変な顔してたかな?
「ふふっ…御免なさい、笑ったりして。でも、そんな時田君の顔も好きよ」

316 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:44 ID:???

「……」
顔中に血が集まっていくのがわかる。
からかい半分の言葉だというのはわかっているけど、先生の口から『好き』という言葉を聞くと
どうもこういう反応をしてしまう自分が恥ずかしかった。
「ふふふ、お顔が真っ赤っ赤」
「か、からかわないでくださいよ」
「別にからかってなんかいないわ。私が嘘を言っていると思う?」
「う……」
こういう質問は返答に困る。
嘘だとは思わないけど……だけど、本気だと言いきることもできない。
僕が混乱していると、真理絵先生が徐に僕の肩越しに顔を乗せてきた。
その普段からは考えられない突発的な行動に、僕の心臓が激しく動きだす。
「……嘘じゃないって、教えてあげましょうか?」
「ま、真理絵先生…」
「時田君のこと、好きだって……証明してあげましょうか?」

317 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:45 ID:???

僕の背中に、先生の胸が押しつけられる。
ぎゅっと形が変わるぐらいに密着する肉の感触は、いくら味わっても飽きないほどの柔かさだ。
そして、これから反応を示そうとしていた僕のモノに、真理絵先生の指が…。
「あら……まだ柔かい。昨日の影響?」
「……」
「それとも、私って魅力ない?」
「そんなことは、天地天命に誓ってありません」
僕ははっきりそう告げて、真理絵先生を見つめた。
先生の顔を間近で見て、改めて今の状況を思い知る。
手馴れた感じで僕のモノを擦る先生の手の動作に、僕のモノが次第に反応していく。
「嬉しい……」
それは、僕の言葉に対しての感情なのか、それとも僕の身体の反応に対してなのかは
解からなかったが、真理絵先生は微笑を浮かべて僕の頬にキスをしてくれた。
僕が唇を突き出すと、先生はその行動を見逃さずに自らのそれを重ねてくる。
もう何度味わったか解からない、真理絵先生の唇の味。
まだ少し口紅の匂いが残っているが、それが逆に『大人らしさ』を意識させる。
「……んん……」

318 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:46 ID:???

先生が呻くと同時に、僕は口を開けて舌を伸ばした。
それに呼応するように、真理絵先生の舌が絡みついてくる。
その生暖かい感触と、気持ちの高ぶりを示すかのように激しくなる先生の手の動きに、
僕の全身が大きく震える。
空いた手で真理絵先生の胸に触れた僕は、その大きな肉丘に指が埋まるくらい強く掴んだ。
「………っ」
「先生…」
それはゆっくりした動きだったためか、真理絵先生が痛みを感じた様子はなく、
少し驚いたように見えただけだった。
僕は指全体でその膨らみを確かめるように揉み始めた。
とろけるような肉の感触、与え続けられるモノへの刺激。
そして何より真理絵先生の恍惚とした表情が、早くも僕に射精をもたらした。
「……うっ!」
「……!」
先生も手で感じただろう、僕の精液が勢い良く跳ぶ。
2,3度ビクビクと大きく波打ってから、先生の手の中で僕のモノが収縮し出した。
「気持ち良かった?」

319 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:47 ID:???

あまりにも早い射精、自ら先生を求めた行動。
僕は真理絵先生の問いかけに答える必要はないと思い、黙って先生と対峙した。
「今度は僕が……」
先生の裸体を隠していたタオルは床に落ちてお湯を存分に吸い上げている。
今、僕の目の前には浴槽の明かりに照らされた真理絵先生の肉感的な肢体が
惜しみなく晒されていた。
僕は徐に先生の胸へ両手を伸ばし、そのたっぷりとした重みを下から持ち上げるようにした。
その紅い先端は先ほどの行為の影響からか、やや尖って見える。
下から指を曲げると、真理絵先生の乳房の感触がダイレクトに伝わってきた。
「昨日僕を3回もイカせたのは、この胸ですか……?」
「ふふ…時田君、女性の胸が好きなのね。昨日もさっきもあんなに反応して…」
「それは先生の胸がすごく魅力的だからです…」
僕は乳房の先端を一舐めしてから、突起を口に含んだ。
硬い感触が伝わり、それは唇をすぼめてゆっくり吸い上げる。
「ん、そんな優しく吸わないで・・・」

320 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:47 ID:???

背中に手を回して、僕は全身を真理絵先生と密着させた。
ちゅうちゅうとまるで赤ちゃんのように乳首を吸う度に、先生が小刻みに反応する。
「はっ……ぅん、ふっ…」
すでに口内で硬くしこった乳首をいつまでも舐り続ける僕に、真理絵先生は
「もう、いつまで吸うの?」
と切なげな表情で語ってきた。
僕が先生の太股に片手を這わせると、明らかにお湯とは違う、透明の液体が滴っていた。
まだ肉茎は完全に復活したとは言えなかったが、
一刻も早く先生の膣内へ入りたいという気持ちが、僕をはやらせる。
「今度は私が吸ってあげようか?」
と、真理絵先生が口許を上げて提案してきたが、
そんな事をされると先生と一つになるまで持ちそうにないと思い、断ることにした。
「いえ、それより早く先生の中に入りたい…」
真理絵先生はスッと立ちあがると、すぐに僕の手を引いて同じように倣わせた。
立ったまま、という初めての体位に戸惑いながらも、
僕はその内心を悟られまいと先生のむっちりとした太股を片方抱え上げた。

321 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:48 ID:???

大きく開かれた股間でヒクつく膣口に自分のモノをあてがっただけなのに、
真理絵先生の陰唇は誘うようにその奥へと蠢く。
「来て…」
その言葉に、僕はぐっと強く腰を突き出した。
ヌルヌルした膣道を掻き入り、僕の肉茎が真理絵先生の子宮に向かって進む。
「はぁ……っ、んん……!」
一瞬呼吸を止めてから、先生は大きく息を吐き出した。
それは僕のモノが先生の1番深いところに行き届いたことを示していた。
「先生の中、すごく熱い……」
ぐちゅぐちゅと、愛液に濡れそぼった膣内を貪るために腰を前後に動かす。
それだけでグイグイとモノに絡みついてくる真理絵先生の肉襞は、
瞬く間に僕の肉茎に本来の硬さを取り戻させた。
「あぁ……時田君のが、どんどん硬くなっていくわ……!」
「先生……! 先生っ!!」
真理絵先生の尻肉が僕の腰に打ちつけられて、卑猥な音が浴室に響き渡る。
狭いこの空間で、その音はエコーがかかり、より強調されて僕の耳に届いた。
「あぁっは………っ!!」
ズンズンと身体の奥を突かれるままに、先生は艶やかな声を僕に聞かせてくれる。
真理絵先生を気持ち良くさせてあげられていることが何より嬉しかった。

322 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:58 ID:???

「そんな、奥まで……! 硬い、すごい……!!」
「先生、真理絵先生! 好きです! くっ…」
僕のその言葉に、肉圧で答えてくれる真理絵先生。
膣内が締まり、僕のモノをぐっと咥えこむ。
「うわっ……! せ、先生、もう駄目です! 僕…」
「いいわ、来て! このまま出して……!」
真理絵先生は僕の首に腕をまわし、そう懇願してきた。
「えっ……でも……!」
「構わない、時田君を感じたいの、お願い……!」
言いようのない迫力が、僕の心を締めつける。
今までになかった真理絵先生の頼みをきくため、僕はできる限り大きく、早く腰を動かした。
「ああぁっ! 来て! 時田君、来てっ! 妊娠させてくれてもいい……っ!!」
「……くぅっ!!」
目の前でちぎれんばかりに踊っていた両の乳房を思いきり掴んだ刹那、
僕の肉茎は真理絵先生の膣内で一切の遠慮なしに暴発した。
凄まじい快感が身体全体を包み込む。
「あぁ……感じる……熱い……!」
僕の吐き出した液体を一滴残らず搾り取ろうと、先生の膣が収縮している。
ただその動きに身を任せ、僕は先生の柔かい身体を抱きしめた。



323 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 22:58 ID:???


「今日、時田君が来てくれて……先生、とても嬉しかった」
汗を流すように頭からシャワーを浴びていた真理絵先生が、ポツリと呟いた。
僕にはその言葉より、その時に垣間見せた先生の寂しそうな表情が印象に残った。
この人は、人一倍寂しがりやなのかも知れない。
誰でも包み込んでしまうような優しい雰囲気を持つ真理絵先生が
僕に見せてくれた、本当の気持ち。
それは孤独感に押しつぶされそうになって
泣いている少女のような印象を僕の脳裏に刻み込んだ。
「先生……」
僕らの関係はまだ始まったばかりだ。
だけど、目の前の女性の心の隙間を埋める役目を担うのは、常に僕でありたいと思う。


                  完

324 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 23:00 ID:???
いささか板違いの感はあるけれど

325 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 23:00 ID:???
もとネタはギャルゲだということで

326 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 23:02 ID:???
許してもらうことを夢見ながら

327 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 23:08 ID:???
今日は眠りにつこうと思う訳だけども

328 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 23:08 ID:???
しかしあれですな

329 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 23:17 ID:???
ときメモなども書いてみたいとは思いつつ

330 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 23:18 ID:???
なにぶんエロしか書いたことがない俺は

331 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 23:20 ID:???
どこまで彼女達をエロく書いてOKなのかわからず

332 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 23:33 ID:???
イマイチ書く踏ん切りがつかないんだコノヤロー

333 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 23:34 ID:???
ヽ(`Д´)ノ

334 :名無しくん、、、好きです。。。:03/02/28 23:34 ID:???
お疲れ様です。
元ネタは慟哭ですね。
ここはときメモ系が多かっただけに新鮮でした。

335 :名無しくん、、、好きです。。。:03/03/01 00:19 ID:???
慟哭スレでは、真理絵先生はどうやっても不幸にしかならないが定説ですが
幸せそうでなによりです。
個人的には、梨代タンにやきもちを焼く先生というシーンがみたかったりしました。

336 :名無しくん、、、好きです。。。:03/03/04 14:05 ID:???
お疲れ

337 :名無しくん、、、好きです。。。:03/03/05 23:54 ID:???
>>301-323

338 :名無しくん、、、好きです。。。:03/03/08 23:17 ID:PxXy00Ud
書いたら上げようほととぎす

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