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SS統合スレ#6

1 :名無しさんだよもん:01/10/03 20:55 ID:yE2szgAo
dat逝きにも負けず、不死鳥の如く蘇ったSS投稿スレ。
投稿、感想、アドバイス、葉鍵っぽいSSネタならなんでもOK!
トラブルのない投稿の方法は>>2-5を参考にしてね。

力作はもちろん、実験作、シチュ等、君がSSだと思ったらそれはSSだ!
職人修行中の方も気軽に質問、投稿よろしく。
初心者の質問・素朴な疑問なども大歓迎。
スレを盛り上げるためにも、投稿作品には(・∀・)イイ!の一言でも
いいので感想を書いてみよう!
もちろん無言で答えるのも感想のうちだけど(;´Д`)

前スレ等は>>3-5

※SS投稿の告知があった場合は、投稿を優先させてあげましょう。
※板が重くならないように、長文投稿後しばらくはageない方が良いでしょう。
※スレの寿命を伸ばすために、雑談などではリダイレクトの使用を控えよう。
 かちゅーしゃ対応(>1、>1)がお勧め。

【便利な関連サイト】
mio_2ch氏による回収サイト(thx!)
http://members.tripod.co.jp/mio_2ch/
三告平氏によるSSトレーニングルーム
http://www.hakagi.net/ss/

472 :長瀬なんだよもん:01/11/19 14:10 ID:cQScF2At
瑞佳三連発……うひゃあ。
これは凄いものを読ませていただきました。
>>438
らぶらぶですね……ええ、らぶらぶです。
らぶらぶには耐性ないんですよねー(一部例外除く)
ごくストレートな結ばれ系の話ですな。浩平が妙に優しいのがなんとも。
瑞佳への思いが伝わってきます。
挿入に至るまでの前振りが長いのは、個人的に好みですよ〜

>>459
母乳…母乳ですか。
母乳にも耐性が(以下略)
シンプルにまとまっていて、非常に読みやすいです。
しかし、母乳の口移しは……羞恥度かなり高いです(恥

>>465
こっちもらぶらぶ…瑞佳愛されてますねぇ…
一行空いてるのってかなり読みやすいですね。容量取るんで、まとめるのが大変ですけど。
それにしても、こっちも口移しで…ただし、瑞佳が責めですが。
ごちそうさまとしか言い様のない状況ですな。

ところでONEやったことないんですが(死)なんで瑞佳=母乳なんでしょうか?

473 :名無しさんだよもん:01/11/19 14:20 ID:MOkiNgmE
>472
瑞佳は牛乳好き。
瑞佳は母性本能爆発。
つまり瑞佳=母乳。

474 :名無しさんだよもん:01/11/19 22:53 ID:4ZaOZKXg
>>471
お見舞いの話も肉まんの話も、ほのぼのしてていいですね。
ただ読んでて気になったのですが、台詞を「」で括らないのはわざとなんですか?
「」で括ってあった方が読みやすいかなぁと思うのですが。

475 :名無しさんだよもん:01/11/20 02:14 ID:FxR2ULCW
そろそろageとくべきじゃないか?

476 :名無しさんだよもん:01/11/22 00:13 ID:NMRR8foj
そうさのう。

477 :名無しさんだよもん:01/11/22 02:30 ID:aWJB9KgO
このままではキケンだ。
age

478 :名無しさんだよもん:01/11/22 21:32 ID:0kHsWd9W
どうも皆さんはじめまして。
初カキコがスレッドの作成と言う大馬鹿者です。
で、その立てたスレッド
「妄想超爆裂ハーレムスレッド」
http://game.2ch.net/test/read.cgi/leaf/1006178327/l50
ですが、あんまり人が来てくれず、
戴けたSSは名も無き闘票者さんの編集長3PSSだけ、
エロシチュに至っては皆無というお寒い状況です。
暇な方は、是非いらして魅力的なSSやエロシチュを書き込んでいってください。
お願いします。

479 :名無しさんだよもん:01/11/23 01:50 ID:7L9kh670
訓練所(初心者)に新作が投稿されてるage
それと、そろそろ移転を考える時期ですかね?

480 :名無しさんだよもん:01/11/24 20:48 ID:Mlo0Rfl+
>479
スレ容量そろそろキツいの?

481 :名無しさんだよもん:01/11/28 04:31 ID:B2uN9g3X
sageメンテ。
訓練所に新作あるよ…

482 :長瀬なんだよもん:01/11/29 15:02 ID:n9vns7sa
どうしてSSスレは落ちるのが速いんだろうか?

483 :名無しさんだよもん:01/11/29 16:59 ID:y/HrY2mu
どうすればスレが落ちるのかを考えれば一目瞭然だと思うんだよ。

484 :千紗のお手伝い(某スレから再録)1/2:01/11/30 16:30 ID:ssrCCutV
こみパも近いので、今日は和樹さんのお手伝いです。
初めの頃は失敗しましたけど、もう今は、ベタでもホワイトでも上手にできますですよ。 え
へん。

とはいえ…。にゃあ…疲れてきましたですよ…。

「ちょっと休憩しようか、千紗ちゃん?」
「にゃあ〜、うれしいですよ。和樹お兄さんっ」…ちょっと、休憩です。
「あ、おにいさんの原稿読んでもいいですか?」

原稿を読んでみます、お話はどんなのですか。わくわく…。

「今日は浩之さんとピクニックです。
『そろそろお昼にするか、マルチ』『はいっ』
 今日のお弁当はわたしの自信作ですが、浩之さんは喜んでくれるでしょうか?」

 『み、水…』
 あっ、浩之さんがのどを詰まらせましたーっ!水筒、水筒!
 『はい、み、水ですか。ジャー、コポコポ…。あうっ?!』
 はわわ〜、お水をこぼしちゃいました…。浩之さんが胸を叩いて苦しんでます。
 え、え〜と。ど、どうしましょう?…そうだっ!
 ジャー、コポコポ…。

485 :千紗のお手伝い(某スレから再録)2/2:01/11/30 16:30 ID:ssrCCutV

 『はい、お水です。浩之さんっ』
 『ごくごくっ…ハァ…。助かったよ、マルチ』
 『はいっ。お役に立ててうれしいですー』
 よかったですー。
 『あ、あのー、マルチ。聞いていいか…・。』はいっ、どうしました浩之さん?
 『スカートの下、パンティはいてないのは…どうして?』
 『え、え〜と…』
 『……』
 『…み、水です…から』」

「にゃあーっ、こんなお話、千紗駄目です…ぐすっ」
「ご、ごめん…。女の子にこんな本みせちゃダメだよな…。」
「そうですよ…ぐすん。好きな人とのデートにパンティも買えないなんて、千紗よりかわ
いそうですう…。マルチちゃんは、千紗と一緒で貧乏なのですね…」
にゃあ…千紗、かわいそうなお話しに弱いですよ…。
(おわり)

486 :名無しさんだよもん:01/11/30 18:40 ID:3RwgsI74
あげてみますですよ、お兄さん?

487 :美汐だって、女の子ですから。1/2:01/12/01 12:28 ID:/8qI2P3u
かちゃかちゃかちゃ…

平日の昼下がり、広い今に机を挟んで座る俺と天野
彼女は、俺の目の前でお茶をたてていた。

『相沢さん』
『ん?ああ、天野か。どうしたんだ?』
『今日、相沢さんの家にお邪魔してもよろしいですか?真琴に会いたくなって』
『構わないけど…かばんと一緒にもってる包みは何だ?』
『ふふ、内緒です』

そして、彼女と一緒に帰り、家に着いたのだが、
玄関先に秋子さんの「真琴と一緒に買い物にでかけています」を見た時に、
少し、何かが変わってしまった。それは、天野も同じだったのかもしれない。
『せっかくですから、これだけでもします。相沢さん、お暇ですか?』

そして、天野は「これ」と言った包みをあげて、お茶の道具一式を取り出し、
今、こうして、俺の前でお茶をたてているのだ。

「良いですね。こういうのも」
「あ、ああ。やけに静かだけどな」
「テスト中ですから。平日の昼さがりに、静かにお茶を飲む。いつまでもこうして行けたら良いです」
「そうだな。悪くないな」
「………」
「そうだ、天野。テレビでも…」
「相沢さん。私と一緒じゃ、つまらないんですか?」
「そういうわけじゃないけど」
「それなら、テレビはつけないでください」

488 :美汐だって、女の子ですから。2/2:01/12/01 12:29 ID:/8qI2P3u
なんとも、居心地が…いつもの天野と様子が違う。よくわからないけど、違う気がする。
そして、今日の天野は、

綺麗だ。

それから、少しして天野がお茶をつくりおえて、俺に出してくれた。
自分にも注ぎ、二人でお茶を飲む。
http://ice.prohosting.com/lemoekey/cgi-bin/moe2/img-box/img20011130192854.jpg
それから、少しして天野は帰ると言い出した。

「今日はありがとうございました」
「ああ、俺もありがとうな。おいしかったよ」
「また、いつでも呼んでくださいね。つくりにきますから」
「そうだな、真琴も喜ぶだろう」
「ええ、真琴のためにも来ますけど…相沢さんに会う為にも来ます」
「…は?」
「ふふ、私、こう見えてもしつこいので、覚悟してくださいね」
戸惑う俺を、微笑んで見つめながら天野は続ける。
「真琴はこの事、知ったらどうするのかな?ふふ。楽しみ」
「お、おい。天野」
それはどう見ても、楽しんでいる様子である。
「では」
そして、天野は帰っていった。
どうやら、相沢祐一。平穏な日々はまだまだ過ごせそうに無い。

489 :名無しさんだよもん:01/12/02 01:06 ID:xpckmVU4
スレ圧縮警戒メンテsage

490 :あのSSさんだよもん:01/12/02 02:22 ID:hRyMnDYo
俺と彩が結婚してはや数年……
俺達はやっとの思いで夢のマイホームを静かな田舎町に建てることができた。
ここまでくるまでの努力はハンパではなかった。
俺の連載の原稿が落ちそうになったり、俺の連載が打ち切りになりそうになったり……
って、コケてるのは俺だけかよっ!
彩は幸いにも、あの澤田編集長に才能を見出され、童話作家としてデビューした。
それからは頭角をメキメキと現わし、彼女独特の不思議な雰囲気の物語を次々と生み出していった。
本当は子供向けの童話なのだそうだが、大人の俺が読んでも惹き込まれてしまう魅力的な作風がウケて、
今、静かなブームを呼んでいるとか……
編集長曰く、
「もし、彩があなたの恋人でなかったら、
 私ですら、これほどまで素晴らしい才能を見つけ出すのは不可能だったでしょうね、
 もっとも、あなた自身の才能をも見逃していたら、私は編集者として失格だったでしょうけど…」
だ、そうだ。
ま、俺も編集長に拾われた身だし、家が持てたのも彼女のおかげとも言えなくもないな。
こんなド田舎に家建てるって言ったときは「原稿を取りに来る私の身にもなりなさい!」って怒鳴られたっけかな。
そんなことを懐古しながらリビングでくつろいでいると、
くいっ、くいっ、
「ん?」
振り返ってみると、彩が何やら手元をもじもじしながら佇んでいた。

491 :あのSSさんだよもん:01/12/02 02:23 ID:hRyMnDYo
「あの……和樹さん、最近……減りましたよね?」
「ん?何が?」
「…あのっ、その…夜にする…ことです」
「いや、睡眠時間はたっぷり摂ってるつもりだけど?」
「そうじゃ…なくて……男の人と…女の人が……その…ベッドの中で…すること…ですっ」
「ん〜?何だろ?分からないなぁ、はっきり言っみてよ」
「…そのっ…………え……えっち……」
「へぇ、彩はえっちがしたいの?」
「……あ、私…」
「したいの?したくないの?」
「…………………したい…です」
「そっか、彩はしたいんだ…よし、するか!」
「…あ……はいっ…」
ま、ちょうど俺もしたいと思っていたところだし、願ったり叶ったりってトコかな?
「ここでいい?それとも、ベッドでする?」
「………じゃあ…寝室の…ほうで……明るいと…恥ずかしいから…」
「えー、もったいないなぁ。明るいほうがよく見えるのにさ」
「(ふるふるふるっ…)」
うぅっ、相変わらず彩はガードが固いというか何と言うか…
……でも、俺もたまに彩にすごいえっちなコトさせたりしてるし、ここは彩の気持ちを考慮するか。

492 :あのSSさんだよもん:01/12/02 02:24 ID:hRyMnDYo
「よし、寝室だな。それでは、彩お嬢様を寝室までお運びいたしましょう…」
「………あっ…」
俺は調子こいて彩を抱きかかえてみる。………俗に言う「お姫様抱っこ」だな。
うん、そんなに辛くは無いぞ。よし、このまま寝室へ―――――
「あ、あのっ……私、おんぶの方が……その…」
「ん?おんぶ?結構こだわり派だねぇ」
「…あ…ごめんなさい……あの…お父さんがよく、おんぶして……くれたから…」
「ははっ!彩は甘えん坊さんだなぁ!ホラ!おんぶしてあげるから、しっかり掴まって」
「……あっ…はいっ…」
彩は俺の背中にぎゅっとしがみつく。その瞬間―――――
むにゅっ……
彩の胸が俺の背中に押しつけられる。
っかぁ〜〜〜〜〜っ!!普段とは一味違うこの触感!!生きてて良かったぁ!!
「……和樹さんの背中…大きい……お父さん…みたい…」
「えっ?」
ヤレヤレ、何やらしいコト考えてるんだ俺は。せっかく彩が喜んでくれてるってのに……
それにしても、彩のファザコンぶりはすごい……
よっぽどイイおやじさんだったんだろうな。
う〜ん、なんかジェラシー。
そんなつまらないヤキモチを妬いてるうちに寝室に到着してしまった。

493 :あのSSさんだよもん:01/12/02 02:25 ID:hRyMnDYo
この寝室、天井の中心部がガラス張りになっていて、
昼は日光がさんさんと降り注ぎ、夜は月明かりがぼんやりと照らす造りになっている。
そのためこの部屋では、昼はひなたぼっこ、夜は星を眺めたりすることができ、
今ではすっかり彩のお気に入りの場所だ。
「彩、寝室だぞ?」
「……えと…その……もう少し、このままでいて…いいですか?」
「え?あ、ああ。構わないけど」
「………よかった…」
どうやら彩は俺の背中が名残惜しいらしい……すりすりと頬擦りまでしてる……
すりすりすり…

―――――それから5分後……
「あの〜、彩さん?そろそろ……」
「…あ…ごめんなさい…もう少し……もう少しだけ…待ってください…」
すりすりすりすり…

―――――さらに5分後……
「あ〜や〜?」
「…お願い……あと、1分だけ…」
すりすりすりすりすり…

494 :あのSSさんだよもん:01/12/02 02:25 ID:hRyMnDYo
うっ……つ、辛い……いくらなんでも足腰にも限界が………
俺が地獄を見ているのに対し、彩は幸せそうな表情で俺の背中に頬擦りをし続けている……
まさに天国と地獄だな……
一体、彩は俺の背中のどこに惹かれてるんだ?
………いわゆるフェチってやつかな?
背中フェチ・彩………ちょっと可愛いかも。
って、もう足腰の感覚が……あ、ダメ、ギブ。
「おっとっと!」
「きゃっ!」
ぼふっ!
ふぅ、倒れこんだ場所がベッドでよかったぜ…
床だったら二人ともケガしてるところだ。
そういえば彩は大丈夫だろうか?
「彩?悪ィなぁ、急にコケちまって―――――って、おおっ!?」
気がつくと俺のすぐ目の前に彩の胸元が……服に覆われてはいるが、その形ははっきりと分かる。
うむ、実にいい眺めだ。
「彩…俺、もう…」
「………あっ…」
彩の胸に手を伸ばし―――――
スカッ…
「へっ?」
俺が伸ばした手のひらは虚しく空を薙ぐ。

495 :あのSSさんだよもん:01/12/02 02:25 ID:hRyMnDYo
一方、俺が触れようとしていた人物は、上体を起こし、ぼんやりと硝子の天井を見つめていた。
「……和樹さん…アレ…」
彩の指がぴっ、と天を指す。
「ん?」
俺は指先の延長線上にあるものを見据える。
「おぉ…」
彼女が見惚れていたもの……それは冬の凍てつく空を彩る星屑達であった。
小さな星のひとつひとつが瞬き、とても幻想的だ……
都会にいたらスモッグやネオンに阻まれて見ることが出来きなかった美しい夜空……
「……田舎に来て…本当に…よかった……」
彩も俺と同じことを考えていたみたいだ。
「そんなこと言うと、編集長が渋い顔するぞ?」
「…ごめんなさい」
東京の方角へ、ぺこりと頭を下げる彩。どうやら編集長に謝っているつもりらしい…律儀な娘だ。
「……………………………………」
「……………………………………」
「……綺麗……ですね…」
「……あぁ…」

496 :あのSSさんだよもん:01/12/02 02:26 ID:hRyMnDYo
詩人か何かだったらもっと洒落た返事ができるのかもしれないが、俺のセンスじゃあこれが限界だ。
と、いうよりか、もう既に起きていること自体限界だ……ふぁ……ね…む……
彩………悪ィ……もう、寝…る………

次の日の朝、俺は朝イチで彩に謝ることにした。
彩はキッチンで大根を切っていた。今日の味噌汁の具は大根らしい。
「……昨晩……私…すごく寂しかった……です」
「スマン!急に眠くなっちまって……つい」
「…私、あれから一時間くらい……お星様と…お話…してました…」
「うっ…この埋め合わせは絶対にするから、そうだなぁ…週末にでも―――――」
その言葉を聞いた途端、彩は嬉しそうな顔でくるりと俺の方へ向き直った。
……包丁を片手に持ったまま。
「……本当、ですか?…約束…ですよ?」
「うわっ!あ、ああ、約束する!彩の好きな所に連れて行くから……だから、包丁置いて……」
「………嬉しいっ…」
最後の言葉が聞こえていなかったのか、彩は包丁を握りしめたまま、ぱたぱたと駆け寄ってきた。
刃に付いていた大根が縦横無尽に飛び跳ねる。
「どわぁぁぁぁっ!?彩っ!!頼むから包丁置いてくれぇ!!うわっ!うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

教訓:約束をすっぽかしてはいけない。例え、どんなに些細なことであっても。

497 :あのSSさんだよもん:01/12/02 02:27 ID:hRyMnDYo
彩支援SSです。
SS総合スレの皆さん、すいません…お借りします…

498 :Another Air Before Dream:01/12/02 20:50 ID:QMT+GFPJ
「じゃあ往人、お母さんこれからお仕事するからしばらく待っててね」
 母親に言われ、少年はその場を離れる。
 そうしてしばらく歩き、落ち着くのにいい場所を見つけてしゃがみこむ。
 来た方に目を向けると、母親が人形やらボールを使って大道芸を行っていた。
 その表情は何か楽しいことが待っている、といった風で嬉しそうだ。
 そしてその芸も見慣れているはずなのに、いつも違う表情を見せてくれる。
 それは凄いことだと思う。
 いつの間にか、母親の周りには人だかりができていた。
 自分にもやらなければならないことがあったはずだ。
 そう思い出し、ポケットから人形を取り出す。
 母親から貰った大切な、そして少年の唯一の持ち物だ。
 これを上手く動かすことができれば、さっき見た母のように嬉しい気持ちになれ
 るのだろうか。
 そんなことを考えながら、人形に意識を集中する。
 法術――母親がそう呼んでいた力、人形を動かすことができるという力。
 その力を込めて、人形を動かそうとする。
 しかし……。
 トコトコ……ぽて。
 どうにもうまく動かすことができない。
 母親は、だれかを笑ってほしいと思わなければ人形はうまく動かない、と言って
 いた。みんなに笑ってほしい、みんなが楽しい気持ちになってほしいという思い
 は少年も持っている。
 けれど、そのみんなの顔がイメージできない。
 うまく動かせないのはそのせいなんじゃないか、最近特にそう思うようになった。
 よけいなことを考えてるせいで、なおさらうまく動かない。
 そうやってちっともうまくならない練習を続けていると、ふと視線を感じた。

499 :Another Air Before Dream:01/12/02 20:50 ID:QMT+GFPJ
 顔を上げて視線の主を捜してみる。……いた。
 少女、というより幼児といったほうがいいような女の子が少年の足下の人形を
 じーっと見ていた。
 うっとうしいのでにらんでやる。
 少女は動かない人形を見ていたが、動かないと分かると少年の方に視線を向けた。
 一瞬視線が合う。
 きつい視線に、少女は物陰へと隠れる。
 いなくなったのを確認してから、再び集中し、人形に念を込める。
 トコトコトコ……ぽて。
 そうやって練習を再開する。
 またすぐに少女が出てきて、人形を見る。
 少年がにらんで、物陰に隠れる。
 そんな出たり隠れたりを繰り返しながら、少女は徐々に近づいてきた。
 とうとう少年の目の前に来て、足下の人形を興味深げにながめる。
 ふと、こいつの保護者はいないのか、そう思い、辺りを見回してみる。
 見つからなかった。
「おまえ、ひとりか? 親はどうしたんだよ?」
 少女に尋ねてみる。
「もっと」
「え?」
「さっきのもっとみたい」
 少女は足下の人形をながめる。
「人の話、聞けよな」
「これ、もううごかないの?」
 そんな言葉も無視して、少女が尋ねる。

500 :Another Air Before Dream:01/12/02 20:51 ID:QMT+GFPJ
「こんな下手くそなやつより、あっちの方が面白いぞ」
 そう言って、人だかりのできている母親の方を指さす。
 しかし、少女は頑固だった。
「これがうごいてるのがみたい」
 少年の方をじっと見つめる。
「しょうがないな……。それじゃあ、おまえが最初のお客だ」
 再び人形を動かそうとする。
 トコトコトコ……ぽて。
 やっぱり全然上手く動かせない。
「なあ、絶対あっちの方が面白いって」
 けれど、少年の人形の動きに少女はきゃっきゃっと喜んでいる。
 最初は渋々やっていたが、そんな顔を見ていると、こちらも嬉しい気持ちになる。
 母親もこんな気持ちなのだろうか。
 穏やかで、暖かくて、幸せな……。
 そんな気持ちでいると、人形の動きにも変化が現れる。
 相変わらずぎこちない動きだが、それでも人形を上手に動かせるようになってきた。
 笑ってほしいという思いが実感できるようになったかもしれない。
 そんなことを考える。
「面白いか?」
「うん、おもしろい」
 人形をじっと見たまま答える。
 いつの間にか、こいつが喜ぶ顔がもっと見たい、そう感じ始めていた。
 そんな思いに応えるように、人形の動きも軽やかになる。
 少年は思いを込める。
 人形は踊る。
 そして……。
 少女は笑う。

501 :Another Air Before Dream:01/12/02 20:52 ID:cVKww50b
 やがて日が落ちて、人通りが少なくなる。
 辺りの人だかりがなくなった頃を見計らって、少女の手を引き母親の元に行く。
「あ、往人、おまたせ」
「うん、それでね……」
 少年が言うより早く、母親が後ろの少女に気がつく。
「その子どうしたの? 迷子?」
「うん、そうみたい」
「きっと親御さん心配してるよね……。近くの交番まで送って行くけど、往人一人
 で待ってられる?」
「うん、大丈夫」
「送って行くから、一緒にいこ」
「……」
 母親が手を差し出すが、少女は少年の後ろに隠れて動こうとしない。
「うちに帰らなきゃダメだろ?」
「うん」
「ほら、お母さんが連れていってくれるから……な?」
 そう言って、少女を前に押し出す。
 少女は渋っていたが、ようやく母親の手を取る。

502 :Another Air Before Dream:01/12/02 20:53 ID:cVKww50b
 手を取ったものの少女はまだ動こうとしない。踏ん切りがつきやすいように別れの
 言葉を告げてやる。
「じゃあな」
「うん」
 頷いたものの帰ろうという気配がまるでない。
 しょうがないので、また今度見せてやるという約束をする。
「しかも、今度見せるときは絶対バック宙できるようになるから、楽しみに待っとけ」
「うんっ」
 その言葉に少女は目を輝かせ、頷く。
「じゃあ、いこっか」
 母親が少女の手を取り、二人で歩き出す。
 少女はなごり惜しげに、少年の方を見る。そして歩きながら、勢いよく手を振る。
 いつまでも手を降り続けているので、少年もしょうがなく手を振る。
 それに合わせるように、少女はさらに強く手を振る。
 結局、手を下ろすタイミングが分からず、二人の姿が見えなくなるまで手を振っていた。

503 :しーおーじー:01/12/02 20:54 ID:cVKww50b
>498-502
『Another Air Before Dream』
 元・ゴール○人ことしーおーじー初お披露目です。
 望、毀と貶、です。

504 :引越し屋:01/12/03 17:14 ID:ES07JLNi
現在のスレ容量: 453268/512K

512kを超えると通常のブラウザでは表示できなくなるため、
そろそろ引越し時かも知れません。

▼スレ容量の見方
http://game.2ch.net/test/read.cgi/leaf/1002110157/?raw=0.0
スレのURLの後ろに『?raw=0.0』とつけると
>+OK 453268/512K
ページの一番上にこういう表示が出て、容量チェック出来ます。

この際、一気にdatを読み込もうとするので、容量さえ確認したら、
datの受信を途中で止めたほうが無難です。

以上、スレ引越し時のご参考に。

505 :名無しさんだよもん:01/12/03 19:59 ID:rr2qOkJI
>504
トーナメントでも使われてることを考えると、早めに移行した方がいいんでしょうかね?
50kほどだと中編SS2本ぐらいで消費しそうですし。

こういうのはSS討論スレで聞いた方がいいのかな?

506 :700/1300@長森後援会員 ◆PXmizukA :01/12/03 22:23 ID:TGXKCPLZ
次ぎスレ
http://game.2ch.net/test/read.cgi/leaf/1007385613/

507 :名無しさんだよもん:01/12/09 17:50 ID:HQmyirQ7
(゚д゚)ウマー

508 :名無しさんだよもん:01/12/09 19:05 ID:uvSsFT7Q
     ∧∧  ミ _ ドスッ
     (   ,,)┌─┴┴─┐
    /   つ 糸冬 了. |
  〜′ /´ └─┬┬─┘
   ∪ ∪     ││ _ε3
           ゛゛'゛'゛

509 :名無しさんだよもん:01/12/09 19:50 ID:AKbnScRX
最下層

510 :名無しさんだよもん:01/12/09 20:09 ID:HiTBZTAK
http://ああああああああああああああああああああああああああああ.com

511 :名無しさんだよもん:01/12/09 21:28 ID:1gDnborD
test

512 :名無しさんだよもん:01/12/09 21:51 ID:DYrz7zGq
うんこ!

513 :名無しさんだよもん:01/12/09 21:53 ID:DYrz7zGq
(゚Д゚)ハァ?

514 :名無しさんだよもん:01/12/10 10:42 ID:jgU3NbAs
sage

515 :名無しさんだよもん:01/12/12 12:53 ID:1Q0DTWLJ
保守sage

516 :名無しさんだよもん:01/12/12 12:57 ID:FtCyfUXo
>515
何故こっちをメンテするんだ?


次スレ はこちら。

SS統合スレ♯7
http://game.2ch.net/test/read.cgi/leaf/1007385613/

517 :名無しさんだよもん:01/12/12 13:10 ID:XAux2Dqc
さげ荒らしに使われてるんじゃないか?

倉庫送りかスレッドストップ依頼しようと思うんだが、どこでやるんだ?
誰かやってくれてもOKだけど、面倒ならやり方教えてもらえれば
俺がやっとく。

518 :名無しさんだよもん:01/12/12 15:49 ID:D2MehKgC
倉庫送りを依頼をしてきました。
以後、放置よろ。

leaf,key板@倉庫関係
http://teri.2ch.net/test/read.cgi/saku/990034235/65

519 :名無しさんだよもん:01/12/13 12:39 ID:MX+mgiBL
(゚д゚)ウマー

520 :名無しさんだよもん:01/12/13 14:07 ID:F29eF/Zk
シュッツシュタッフェル?

521 :名無しさんだよもん:01/12/13 21:21 ID:kpVoomPU
>520
それは違うと思うぞ。

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