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葉鍵ファンタジー

1 :名無しさんだよもん:01/12/26 20:56 ID:6MEaefDF
剣と魔法、数々の魔物やダンジョンが織り成す幻想的な世界―――――ファンタジー。
我々はそんな夢のような世界をゲーム、小説、マンガ、アニメなどを通じて垣間見ることができる…

でも、もし葉鍵キャラがファンタジーの世界にいたら…
しかも、それをリレー小説にしてみようという企画があるとすれば…

あなたは、参加しますか?

関連情報は>>2-15に…

○関連スレ○
葉鍵リレー小説総合スレ:http://game.2ch.net/test/read.cgi/leaf/1007821729/
葉鍵@クリスクロス  :http://game.2ch.net/test/read.cgi/leaf/1008254445/
葉鍵サバイバル    :http://game.2ch.net/test/read.cgi/leaf/1009296019/

181 :旅立ちの縁:01/12/28 05:12 ID:9+bk/DiN
<旅立ちの縁>
今日は約束の日。
ずっと前から、とても楽しみにしていた。
――旅に出るということ。
上月澪はそれを考えただけで心ときめくのだった。

それなりに身支度を整えて出発する。
待ち合わせ場所へと。
大きめのローブに、いろんなものが入った道具袋。
あ、それとスケッチブック。これがなくては人と満足に話すこともできない。
ちなみに魔術師がよく装備している「杖」は持たない。
澪はルーンユーザーと呼ばれる術師である。
ルーンユーザーの使うルーンマジックは全身の動作で詠唱し、
最後に印を結ぶことで発動する黒魔術だ。
音声を発しなくてもいいので、言葉がしゃべれない澪にも使える。
まだ、駆け出しではあるのだが。
――考えているうちに、澪は心配になってきた。
自分は満足にルーンマジックを使えるのかと。
(……不安なの)
これから冒険に出るというのに、いざというとき術が使えないのでは困る。
澪は誰もいない、岩陰あたりを狙って魔術の詠唱を始めた。
右手を前回し。
左膝を軽く曲げ、炎の印を切った。
火の玉が澪の正面から岩陰に一直線に飛んでいき、物質にふれたところで炎上する。
「ぎゃあああ!」
突然、男性の悲鳴が聞こえる。

182 :旅立ちの縁:01/12/28 05:13 ID:9+bk/DiN
「あちっあちちっ」
どうやら、火の玉が人に当たったらしい。
(た、大変なの!)
澪は急いで男に駆け寄った。
そして、ぺこぺこと頭を下げて謝る。
「あー熱かった……。いや、いいよ。そこまでひどいケガも負ってないし。
気にするなって」
戦士風の男性は、笑って許してくれたようだった。

……いきなりドジをやらかすとは。
うすうすと前途と心配したが、とにかく今は待ち合わせ場所に行くことにする。
時間もあまり余裕がない。
澪はとてとてと走った。


……と、そうこうしているうちに待ち合わせ場所につく。
大きな噴水がある場所だった。
水しぶきにかすんで、里村茜が立っている。
白いフードつきのローブに、亜麻色の髪が印象的な女の子。
澪の1つ上の年齢である。
『おまたせなの』
茜の前で、澪はそう書いてあるスケッチブックを見せた。
「……はい」
茜は笑顔だった。
「……準備はできましたか?」
うんっ、と澪はうなずいた。
決意。
秘宝を探して、大好きな茜と旅に出ること。
それは前々からの澪の夢であったから。

183 :旅立ちの縁:01/12/28 05:18 ID:9+bk/DiN
「……澪。すっかり頼もしくなりましたね」
照れ照れ、と澪は赤くなった。
『がんばるの』
「……はい。私もがんばります」
茜は一流の白魔術師である。
難易度が高い治癒魔術も使いこなすほどだ。
澪はよく知らないが、何か偉い役職にも付いているしい。
現在は旅のために休暇をもらっているそうだ。
一流の白魔術師と、駆け出しのルーンユーザー。
おもしろい組み合わせなのかもしれない。
「……では、酒場に行きましょう」
『さかば?』
「はい。冒険するとなると、私たち二人では心細いです」
確かに、魔術師二人では戦闘に耐え得る、とは正直言えないだろう。
それに男手も必要だ。
新たな仲間を求めて、二人は酒場に向かった。

184 :旅立ちの縁:01/12/28 05:18 ID:9+bk/DiN
酒場は好むべき場所だ。
修道女以外は何回も来るであろう、なじみ深く楽しい場所である。
澪には親につれられて食事をしにきたことしかないが、
冒険者もわりと多くいたような記憶がある。
組まないか?とかいった感じで、パーティができていく。
その冒険者の立場となった今となっては、なんというか不思議な気分であるのだが。
二人はテーブルに座って、とりあえず注文した。
『オレンジジュースにするの』
ウェイターの人はさっとメモを取り、茜のほうに向く。
「イチゴ小倉ジュースと蜂蜜練乳ワッフルお願いします」
……。
(相変わらず、茜さんは甘党なの)
とか思ったりしたが、何事もなげにウェイターはメモを取って去っていく。
結構普通なのだろうか。
いや、それより仲間集めをしなくてわ。
「……まずは、戦士の方に仲間になってもらいたいですね」
うんうんっ。
茜を守ってくれるような、そんなかっこいい戦士が欲しい。
澪はそう思った。
もっとも、茜より優れた技術を持った人間はそうそういそうにないのだけど。

185 :旅立ちの縁:01/12/28 05:19 ID:9+bk/DiN
「やぁ、さっきのお嬢ちゃんじゃないか」
不意に声をかけられた。
「元気か?」
こくっ。
元気なので、とりあえずうなずいてみた。
「……澪の知り合いですか?」
うなずいてみたものの、澪はこの戦士風の男性にこころあたりはなかった。
知らないの。
そうスケッチブックに書こうとしたとき……
(あ!)
思い出した。
『あのときはごめんなさいなの』
そう。さっき誤って火の玉をあびせてしまった人だ。
「いやいや、もう大丈夫だ。
……それより、冒険仲間を探しているのか?」
戦士風(というか戦士だろう)の男性は言った。
「装備見たところ、普通にお茶してるわけじゃないんだろ?
俺も仲間探してるんだ。……どうだ?一緒に組まないか?」
澪にとっては依存なかった。
仲間が増えるのはいいことだし、人柄も好きだ。
ということで、決定は茜次第だ。
「……」
茜は黙って戦士の人を見つめていた。
そして、何かを考え込むようにしていたかと思うと、ぽつりとつぶやく。
「……里村茜です。よろしくお願いします」
それが、三人のパーティ結成の瞬間だった。
「ああ。俺は南明義だ。よろしく」

186 :あまとう ◆akaneZrY :01/12/28 05:21 ID:9+bk/DiN
【上月澪 ルーンユーザー(駆け出し) スケッチブック、魔術師風のローブ装備】
【里村茜 白魔術師(一流) 杖、フードつきの白ローブ装備】
【南明義 戦士(そこそこの場数を踏んでいる) 長剣、板金鎧、円形盾】
【3人はパーティ結成】
【茜は偉い役職についている(現在休暇中)】


ということでどうも。あまとうです。
書かせていただきました。

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